本文へスキップ

コラムcolumn 過去のコラム2011 6月〜7月

2011年8月 7月 6月



新チームのスタート 目標設定                2011年7月31日

 中学校ではすでに新チームがスタートしているところが多いと思います。
 今回は,例年の旭東中学校の新チームのスタートについて話題にしたいと思います。
 今年も中国大会に出場するので,我がチームの新チームのスタートはできるだけ遅い方がうれしいのですが。

1 目標設定

 まず,選手だけで話し合い,最終の結果目標を決めてもらいます。目標の決め方は,1年間最高に頑張ったら何とかぎりぎり届く目標を設定するよるように助言します。「全国大会出場」「全国大会ベスト8」などです。
 できれば設定された目標は,紙に書いて見えるところに貼っておくとよいと思います。旭東中はそうしています。
 
2 目標設定シートに記入
 次に,そのチームの結果目標を元にして,目標達成シートを書き込んでいきます。書き込み方を簡単に指導しておきます。シートを見れば,説明しなくても大体分かります。  
    目標設定シート
 
3 目標設定シートの確認
 目標達成シートは3日後に全員のものを提出させて,チェックします。チェックして,いい加減に書いているもの,ピントのずれているものは再提出させます。
 それを各自に返して,バスケノートに貼り付けさせます。

4 日々の練習,試合の反省,確認

 日々の練習と練習試合や大会の,反省は@練習日誌とA試合ノートに書き込ませるようにさせています。
 これは,私も子どももバスケットだけにそんなに時間がとれません。だから,書き込むのに10〜15分,チェックするのに5秒を目安に作成しました。7月21日に紹介した試合ノートも同じです。 
 どちらもバスケノートにはらせておきます。1週間に1度チェックします。  
    @練習日誌
    A試合ノート

 ちなみに,目標達成シートはある高校生の新チームがこのシートを利用したのですが,全員とてもよく書いたそうです。企業で使うのと同様のものを参考に作成したので,年齢,種別を問わない思います。私はミニバスのチームにも同じものを使います。





頑張れバスケットC                     2011年7月30日

 まるで日本連盟の批判ばかり書いているようですね。個人的には,日本ミニ連盟の役員の方々とはおつきあいがあります。日本連盟の方々は,知っている範囲でいえば,善良で私利私欲のためでなく,ミニバスケットボールのために一生懸命働いてくださっていると思います。
 しかし,それを承知の上で,あえてバスケットボールの未来のために言わせてもらいます。それは日本ミニ連盟は,日本バスケットボール全体の舵取りをするとても重要な立場です。
 ですから,「Players first=選手第一」の考え方に立って,改善しようという気構えをもってほしい。
 「普及,普及」と口で言うだけでなく,何をするかが大切だと思います。
 
 さて,「それほど言うなら,岡山県ミニ連盟は何をやっているの?」と言われそうです。
 岡山県は,他県に比べてチーム数もまだ少なく発展途上なので,あらゆることに挑戦しています。私個人のホームページなので,紹介できることは限られますが,岡山県ミニ連盟のやっていることを紹介したいと思います。詳しいことは岡山県ミニバスケットボール連盟ホームページを見てください。 


@県大会は基本的にすべてフリーエントリー。大会は全部で5回。たぶん日本で最も多いと思います。それに10人に満たないチームでもなるべく参加できるるように配慮する参加規定になっています。(私は5回は多すぎると思っていますが・・・)
Aフレッシュ大会,ミクロ大会の開催,(4年生以下の大会。これも日本ではかなり先進的始まりました)
B交歓大会のテレビ放映 (ミニ連盟がテレビ放映のために資金を出しています。)
C各地区ごとの技術指導者講習会 (県協会技術委員長による一貫指導講習会)
D県選抜チーム活動運営と県外交流。
E医科学講習会の実施 年3〜4回
F中国大会や全国大会に参加するチームを支援するための練習会の開催 

 見ていただいたら分かりますが,私たち岡山県ミニバス連盟は,能力のある子どもにもそうでない子どもにも,メンバーの多いチームにも少ないチームにも,4校学区を越えたチームにもすべてに活躍できる場を保証しようとしています。
 また,選抜チームの活動は10年以上前から始まりました。やってみて分かったことですが,日本連盟が心配するようなマイナス面は実際にはほとんど起こりませんでした。もちろん競技力や個人の技能アップには高い効果が望める事業です。
 物事は「こうなるに違いない」と頭で考えるだけでなく,実際にやってみて効果を確かめることが大切だ言うことでです。たとえ話です。北朝鮮は「地上の楽園」と理念的な理論上は考えられていましたが,現実にはその正反対の実態でした。また,「ゆとり教育」は,ねらった効果は実際には上がらないまま方向転換しました。
 実際にやってみて確かめることが,人間社会には不可欠です。
 岡山県ミニ連盟が提案したことは,無い物ねだりの机上の空論ではない。岡山県で実際にやってみて,実現可能と考えたことばかりです。



頑張れバスケットB                     2011年7月29日

「頑張れバスケット@・A」で提案したことは,ホームページで書くだけではまあ独り言みたいなものです。
 実は,昨年度末の日本ミニバスケットボール連盟の理事会で岡山県ミニ連盟からの提案として,ほぼ同じ内容をすでに提案しました。
 このままでは,それでなくても児童数が減ってきている時代に,サッカーや野球に子どもを奪われることは間違いないと岡山県ミニ連盟では考えたからです。
 では,提案はどうなったかについてお話しします。
 
 
提案1 将来を担う優秀な選手の育成案について

結論から言えば,全く相手にされませんでした。
 日本ミニ連盟は,子どもは能力に関係なく平等に扱わないとだめなようです。
「ミニバスの選手はチームで指導するべきだ。」「指導力のないコーチは講習会で勉強すればよい」というのが選抜育成の反対理由です。日本ミニ連盟の回答にも一理あります。しかし,加盟規定などによって入部できるチームが限定されている選手や親の立場からすると,日本連盟のこの回答はあまりに現実的でない。
 さて,ここで言葉の整理をしておきましょう。

 「強化」=特定の選手やチームを目指す試合のために集中的に育てること。
 「普及」=広く競技人口を増やし,技術レベルを全体的に上げること。
 「育成=将来有望な選手を選抜し,全体の発展のために伸ばし育てること。

 岡山県連盟が,提案したのは,「育成」です。
 ミニバスケットには全国大会しかないので,「強化」はそれぞれのチームがやればいい。
 「育成」は世界中の競技スポーツがジュニア世代からやっていることです。私の考えでは,将来的には日本協会と協力して小学生の時から育成をするしかないと考えています。日本が将来競技力を高めるには,小学生,特にゴールデンエイジの育成を考えるのは当然だからです。それ以降では遅い。
 ミニバスケットは義務教育ではありません。有能な人材を選抜して育成することは悪いことでも差別でもありません。
 スポーツの場合,その有望な才能ある選手がスポーツを盛り上げるのです。
 ゴルフにおける,石川遼,卓球における福原愛選手,野球におけるイチロー選手。サッカーにおけるサムライジャパン,なでしこジャパンの選手たち。みんな小さな時からの育成が成功した選手ばかりのはずです。
 子どもたちは彼らに,あこがれ,目指して,スポーツは普及し発展するのです。
 バスケットの場合,中学校から育成は始まります。ミニバスは全国大会だけしていればいいのでしょうか。
 「普及」のために何をするのか,「育成」のために何をするのか,具体的な事業が必要です。
 
 

提案2 ルール変更について
 これも「変更しない」と明言されました。理由は二つ。
 @「変更すると指導できないコーチがいるから」
 A「国際ミニバスケットボールルールの変更がないから」
 どちらもおかしな理由です。
 まず,国際試合はミニにはないので,国際ルールとらわれる必要はない。そもそもミニバスのルールで運営している国は,あまりないそうです。
 次に日本ミニ連盟は,指導者や,テーブルオフィシャルを第一に考えるのでなく,「Players first=選手第一」で,ルール作りを考えてほしいと思います。
 小学生のミニバス経験者の多くは,中学校以降もバスケットを続けるでしょう。
 しかし,ミニバスケットになれた子どもが,中学校のルールでは違いすぎてとまどう場面が多くあります。
 試合時間とか,タイムアウトの数などは,変わっても問題ないのです。しかし,プレーのくせや判定に関わるルールは「すりこみ」がなされていて簡単には修正できません。ですから,小学生の時から同じにするべきです。たとえばバックパスなどです。
 まして技術的なものは小学生から同じルールですべきです。コートデザインや3P,シュートクロックが違うのは,子どもがかわいそうというものです。
 ここまでミニバスと一般のルールが離れてしまうと,むしろ,ミニバスのルールはその後のバスケットボールの「普及」や「育成」の足かせになりかねません。次のルール変更で,ルールの違いがますます大きくなるはずです。
 
 いつの日かミニバスのルールは間違いなく変更することになるでしょう。ならば,早く変えた方が子どものためです。
 ちなみに,少年サッカーは2003年度から11対11人制から8対8人制にルールを変更しました。その方が子どもの技能が伸びると考えたからでしょう。「Players first=選手第一」の考え方です。

柔軟に考える体質でも,サッカーに負けているように思えます。




頑張れバスケットA                   2011年7月28日

 昨日の続きです。

4 ミニバスケットのルールを変更する。

 バスケットボールをますます盛り上げていくために,私はミニバスのルール変更が急務だと考えています。
 たぶん,そう考えている人は多いのではないでしょうか。
 子どもたちの将来の技能を高めるためには,今のルールは足かせになっていると考えます。
 少なくとも判定基準も含めて,以下の四つは最低でも変更が必要だと思います。皆さんはどう考えますか。

@シュートクロックを,継続にする(現行では,審判の笛が鳴るたびにシュートクロックはクリアされる。)
→オフェンスのスピード化にマッチしていない。また,ディフェンスの時間が長くなりすぎる。ディフェンスをがんばっても,また,クリアになる。がんばりがいのない,まったく理不尽なルールである。
 小学生が,テーブルオフィシャルをするのに難しいのがその理由だと言うことだが,慣れれば大丈夫だと考える。

A3Pシュートの導入。
→背の低い日本人が,国際競争力を持てるとしたらこの部分を磨くことであろう。だとしたら,ミニの時からその技能を磨くべきである。当然,ルールとしてあれば,みんな練習する。日本ミニ連盟は「地域的に不十分な地域がある」との説明である。この説明は不十分で意味不明である。まあ,3Pは打てる選手もいれば打てない選手もいるから,不公平というぐらいの感じかな。でもそんなのあたり前。NBAでも3Pは打てない選手はいる。
 しかし,中学生になったら必ず3Pルールはある。しかも,かなり遠い。現状がどうかではなく,どんな力をつけたいかで考えるべきだと思う。ならば,3Pは是非とも導入すべきだ。
 こうすれば,大きな選手をゴール下に置いた小さなゾーンはすぐに攻略され,大きな選手もディフェンスしっかりせざるを得なくなる。ビッグマンにとっても,3Pの導入は将来の可能性を広げることになる。

B審判基準を一般ルールとできるだけそろえる
→現在ミニバスでは理由がはっきりしないまま,一般と判定基準が違うものがある。たとえば,アンスポーツマンライファールやわざと当てて外にアウトオブバンウンズするプレーなど。
 一般と変えるとどんないいことがあるのか全く不明である。
 そもそも,審判がやりづらく,判定がぶれる。
 一度試験的に変更してみて判断すればよい。そしてずいぶん不都合ならもう一度考えればよい。それぐらい簡単にできるはずである。(医薬品の臨床試験みたいなことをすればいい。)

Cコート表示を一般に近づける。
→来年度から中学校以上は変更される。ミニバスも中学校や一般の体育館を大会で共用することが多い。そのため,従来のコート表示では新しく線を引き直さなければならず混乱を招きかねません。
 2〜3年間の猶予期間をみて,変更するべきです。初めのうちは混乱がある。しかし,いずれは変更はしなければならない。結局いつするかの問題である。いつまでも,今のままというわけにはいかない。




頑張れバスケット@                     2011年7月27日

 このホームページを見てくださる方々は,きっとバスケットボールを愛している方々でしょう。そして,今のバスケットボールの現状を残念に考えておられるはずです。
 では,どうやれば少しでもサッカーに追い付き,近づくことができるのか。サッカーだけではありません。野球やテニスにも負けないようにするにはどうしたらいいか。
 私なりのミニバスケットボール改革案を中心にまとめてみたいと思います。
  
1 全国的に選手育成事業行う
@方法 
 都道府県をそれぞれいくつかの地区に分けて,有望な選手の選手育成事業を行う。最終的に県で選抜チームを編成し,ブロックごとの交流会を行う。
 たとえば,中国ブロックであれば,中国大会は1月初旬に終わり,多くのチームは6年生の活動を終える。それまでに選手選考を行っておき,1月以降本格的に選抜チームの活動を開始する。3月頃に交流会を持てば,中学校に向けて意欲が高まり,技術が伸びることが期待できる。
(サッカーのトレセンを下敷きにしている。 本来のバスケットのエンデバー構想どおりに実行する。)

A趣旨
 田伏勇太選手や大神雄子選手のような,海外でも通用する選手を発掘育成し,バスケットボールの発展と育成を図る.
このような選手がたくさん生まれれば競技力が高まる。また,マスコミにも取り上げられ,バスットボール人気の核になであろう。

B効果
 今まで,チームだけで練習していた能力のある選手,特に背の高い子どもが,高いレベルの中でもまれることによって,より高い技術やより高い意識で練習することができる。ぬるま湯の中でプレーしている子どもの意識が変わる。
 また,チームできちんと教えてもらえない子どもは,選抜で教えてもらうことは救いとなる取り組みである。

2 ジュニア用の指導教則本を作成する
@内容
 今は,チームごとにそれぞれが独自に考えたプログラムで教えている。そこで,日本協会と日本連盟が協力してバスケットボールの指導指針,つまり「何を,いつ,どの程度,どのよう教えるか。」示したものを作成する。
 これにより,年代ごとに教える内容がおおよそ示されることで,はっきりとした指導計画のない指導者にはありがたいはずである。

A趣旨
 現状は,ミニの指導するテキストやDVDも多数市販されている。しかし,中心となる日本協会も日本連盟も最も大切な12歳以下の「どう指導したらいいのか」とういう指導指針を出していない。
 (前日「フレッシュミクロマニュアル」が初めてだが,指導指針ではない。テキストである。)
 つまり,教科書があって指導要領がない。車があって信号がない。という状態である。これだと,子どもの将来よりも目の前の勝負を最優先した指導になるのも仕方ない。
 全国講習会をする前に,ぜひ指導指針をさくせいするべきである。

3 マスコミを上手に利用する
@内容
 ミニの全国大会をテレビ放送できるような方法をさぐる。
 それが不可能ならせめて,インターネット放送をする。

A趣旨
 マスメディアに映像配信することが重要である。できれば地上波で放映されるがベストだと考えるが,それができないのなら,今やインターネットで簡単に映像配信は可能な時代である。

Bついでに言えば,日本ミニ連盟のホームページも内容を充実させて,情報発信すべきだと思う。「暴力根絶」みたいなネガティブなことをいつまでもトップページに置かない。
 何を指導すればいいかを配信する。

4 ミニバスケットのルールを変更する
このことにつてはまたの機会に・・・
 



サッカーに負けている                    2011年7月25日

 今更いうまでもありませんが,サッカーに負けています。
 国際試合での結果や観客動員数や登録人数ではありません。それも,まあ負けているのですが,気概というかやる気というか,気構えが負けています。
 サッカーには競技団体全体に勢いというのがあります。そんなものを感じる。その結果が,男子のワールドカップの好成績であったり,女子の「なでしこジャパン」の金メダルであると思うのです。
 サッカー協会をあげて目標と強化と普及の方法を明確にして取り組んでいるというのが,外部の人間にさえはっきり分かる。
 一方,バスケットボールの方は残念ながら内部にいても,強化と普及の目標と方法がはっきりしません。
 何事も成功するためには,目標と方法が明確でなければなりません。
 まず目標が明確でなければ,個人の目標であっても,決心が揺らぎます。まして大勢の人間が取り組むことならますますいいか加減になになって,目標達成はおぼつかない。
 方法が曖昧だと,効果があがりません。長年教育に関わってきて,そういうものだと思います。

 私が調べたところ,サッカー協会は,目標と方法がしっかりしています。
 サッカーの育成に関わってきた,私の友人からいろいろ教えてもらいました。
サッカーは6歳用,8歳用,10歳用,12歳用,14歳用,16歳用,と2年ごとの指導ガイドラインが出ています。その友人から貸してもらって読んでみました。だから,相当しっかりとした「目標と方法」を明確にしているのが分かります。
 また,サッカー協会は指導指針を出しています。ライバルの団体ながら私はインターネットでU12指導指針を購入して読んでみました。
 そこに書かれている内容を見て,バスケットボールが完全に気構えで負けていることがよく分かりました。
 サッカーも20年前までワールドカップにはなかなか出場できないこと,プロチームのないことはバスケットボールと大差はなかったと思います。
 しかし,現在はすっかり水を空けられたのは誰でも分かることです。
 「U12サッカー協会の指導指針」書かれていることをいくつか抜粋してみます。

「JFAの約束 2015には世界でトップ10の組織となり,二つの目標を達成する。
 1 サッカーを愛する仲間=サッカーファミリーを500万人にする。
 2 日本代表チームは,世界でトップ10のチームとなる。」
巻末

「国内の勝った負けたではなく,国内の切磋琢磨の結果,日本全体のサッカーのレベルがあがっていくことが重要です。」P5

「ユース育成を考えるとき絶対に忘れてはならない重要な言葉があります。それは『Players first』,すなわち『プレーヤーのことを第1に考える』です。」P9

 この指導指針の中で,サッカーにおける日本の長所と短所が実に細かく分析されていてます。そのために,各年代で何をすべきかが,示されています。
 今からでもやらないよりはいい。目標を立てて,強化育成をしていかなければ,バスケットをする子どもは,今後ますます減っていくことを覚悟しなければなりません。






感謝                            2011年7月24日

 無事,中学県総体を優勝することができました。この結果は目標までの通過点とはいえ,やはりほっとしたし,素直に喜びたいと思います。
 ところで,今日の大会では,岡山市から遠い体育館にも関わらず,大勢の保護者,OBが応援に駆けつけてくれ,とても心強い中で試合を進められました。
 また,子どもたちの体のケアのために整体師を手配してくださったり,チームや選手のことについてアドバイスをくださったたりしていただいたおかげで,子どもちも万全の状態で試合の望むことができました。
 また,大会を運営してくださった先生方,審判をしてくださった方々,クーラーのきいた体育館で試合をさせてもらえる最高の環境を整えてくださった方々に深く感謝したいと思います。
 ありがとうございました。
 選手たちも,試合後はほっとした顔はしていましたが,満足はしていませんでした。ここからがいよいよ本番です。
  
 
 


おぼちゃまバスケ                      2011年7月23日

 何でも厳しいところ,しんどいところを人にやってもらう,自分でやろうとしないバスケットを「おぼっちゃまバスケ」と私は呼んでいます。しんどいところ厳しいところというと,
 @リバウンド
 Aルーズボール
 Bディフェンス
 競り合いになったとき,自分で何とかしようとせず,ひとまかせにするのはお坊ちゃまです。コートの上では自分の手で道を切り開く覚悟が必要です。ひとまかせでは何も始まらない。
 コートの上はトスアップからゲームオーバーの瞬間まで,戦場です。
 お坊ちゃまでは生き残れない。野獣のように抜け目なくボールをねらい,奪い取るどん欲さがほしい。
 私の経験から見て,おぼっちゃまバスケから脱するのは簡単ではない。この練習をしたからできるようになるというほど単純なものでもないように感じます。
 自分のことは自分でするとか,挨拶をしっかりするとか,生活を積極的に変えていくことがかえって近道のように思えます。どうでしょうか。
 

 

危機感                           2011年7月22日

 県総体が始りました。暑さのなか,暑さ以上の熱い戦いです。
 中学校のバスケ30年以上指導してこらえた,中体連前理事長の竹原先生と話をしながら,試合前にゲームを観戦していました。
 竹原先生の話。10年前と比べると,岡山県のバスケット選手の技術レベルは大変上がった。これは他県の指導者も十分認めるレベルまできている。ただし,体格がよくない。とのことでした。
 岡山県の中学生に技術レベルについては,竹原先生のおっしゃるとおりだと思います。
 私が見る限り,岡山県の中学生では,一番体格がよかったのは,8年前ぐらい。それ以来,どんどん身長は低くなっている。
 また,日本中の小学生や中学生を見ても,バスケをやる子の身長が,以前と比べると低くなっていると思います。
 どうも,背の高い子どもがバスケットをしなくなっているように思います。たぶん,サッカーや野球に流れて,バスケットを一番に選んでくれない。
 特にサッカーは昨年のワールドカップの活躍に加えて,先日の「なでしこジャパン」の優勝。確実に強化が実を結び,これでどんどん小学生や中学生の競技者を獲得していくことは必至でしょう。
 野球は固定客は確実にいるだろうし,テニスや陸上も侮れません。
 最近は滅多にバスケットはゴールデンタイムに放映がなくなりました。これでは,バスケットを選んでくれだろかと危機感を感じてしまいます。
 きっとこのホームページを見てくださっている人も同じ危機感を同じように感じているのではないでしょうか?
 それなのに,日本バスケットボール協会は有効な手だてを打てていないように思います。
 そう思いませんか?
 このことについては,またの機会にお話しします。
 

試合ノート                         2011年7月21日

 明日からいよいよ中学校の県総体が始まります。3年生の目標とする最後の戦いが始まります。 
 旭東中学校の3年生は,全員けがもなく健康でこの大会を迎えることができたことがまずよかった。
 さて,旭東中学校では練習にテーマがあるように,試合にもテーマがあります。チームにテーマがあるし,ひとりひとりにもテーマがあります。
 それを「試合ノート」に,選手ひとりひとりがまとめておくことになっています。B51枚の簡単なものなので,時間はかかりません。
 何となく試合をするよりはテーマを意識する方が上達も早い。試合後に,反省点をまとめて提出することにしていうるので,上手くいかない点も,はっきりしやすい。
 試合ノートは,メンタル面の育成にも大いに役立つと考えています。  試合ノートサンプル)
 

逆転の練習                         2011年7月20日

 昨日の中学校の練習法についてお話しします。
 チーム全体を2つに分けた紅白戦についてです。そこまではまあ普通ですが,それぞれのチームのコーチは3年生にやらせました。私と顧問の先生は審判のみをしました。スタートの5人は一昨日の練習試合でかなりオーバーワーク気味だったので,紅白戦は必要なしと判断しました。
 むしろ,ヘッドワーク,つまり頭を使って練習する方が得だと考えたのです。
 控え選手もプレー時間が増えるし,一石二鳥です。
 大まかなルールは,8分3Q制の試合,タイムアウト1回,全員試合に出場すること。これだけです。
 何度かこのやり方でやったことがあるのですが,今回もとても盛り上がりました。
 チーム分けも,絶妙だったようで,延長戦にまでなりました。
 盛り上がった理由のひとつは,ビタミンウォーター1.5Lを優勝賞品にしたという単純な理由もあったかもしれません。
 しかし,ベンチワークを経験するというのも盛り上がったもう一つの理由です。
 最近はコートの上でのコミュニケーションをテーマにすることがよくあるのですが,その重要性を説いても,なかなか声が出ない。
 しかし,ベンチワークをさせると,これが声がすごく出る。言わんでもいいことまでどんどん言ってしまうぐらい。
 いい刺激になったことでしょう。


補欠はつらい。がんばれ!                  2011年7月19日

 もう30年も前の話です。当時所属した大学のチームで,私はずっと補欠でした。
 もう少し詳しく言うと,当時の私の所属するチームは,私の同級生も1つ下の後輩も結構能力の高い選手がそろっていました。私は,練習は誰よりも真剣に取り組んでいたつもりです。しかし,残念ながら平凡な力の私がレギュラーになるのは難しかったのです。同級生の中で自分だけがベンチ入りできず,後輩と一緒にギャラリーで応援したこともありました。
 大学生にもなれば,さすがに自分の能力もある程度理解できます。つらかったことはありますが,やめようとは思いませんでした。
 だから,補欠の気持ちは,よく知っているつもりです。
 それでも,試合に使ってもらえないからいやだとか,やる気をなくすというのは,甘えていると思います。
 バスケの場合,5人がスタメン,3〜4人がリザーブです。戦力として試合に出場したければ,実力でその中に入らなければなりません。
 実力がなければ,練習して,実力をつけてレギュラーになる。それが競技としてのスポーツというものです。自分なりに頑張ったから試合に出られると言うほど甘い世界ではないのです。練習試合は別として,接戦となる公式戦なら実力勝負です。
 今の子どもは,大切に育てられています。だから,自分なりに頑張ったら必ず形になるごほうびがもらえると勘違いをしている。努力しても成果が出なければ,残念ながら試合には使えません。自分では頑張ったつもりでも,思った通り成果の出ないこともあるのです。
 他のスポーツでのそうだと思いますが,特にバスケットは身長やスピード,運動神経という,持って生まれた才能に左右されるところが大きい。それに追いつき追い越すためには,相当な根気強い努力が必要です。時には数年の年月を要することもあります。 
 ちょっと格の違う話ですが,かのマイケル・ジョーダン(もう知らない人もいるかな?)も高校時代,補欠だったことがあるそうです。補欠の悔しさから練習を重ねて,急激に腕前を上げたのです。
 多くの選手はこれほど上手くはいきません。しかし,多くの選手が大して努力もせず,試合に出られないことを嘆いているのもまた事実。嘆く間があれば,シュートの1本でも打つべきです。才能のある者の何倍も努力しなければ,望みは叶わないのです。
 3日後に始まる中学県総体。負けたチームの3年生は引退します。勝ったチームは負けたチームの希望を奪って,勝ち上がっていきます。それが競技としてのスポーツです。そこに甘えは通用しません。
 私はコーチとして,甘えが通用しないからこそ教育的だと思っています。甘いことだらけの今の社会で,スポーツは数少ない教育的な世界です。
 逆に言えば,試合に出られる選手は,チームの代表として責任のあるプレーをするべきです。自分が人間的に偉いから試合に出るわけではない。チームの代表としての自覚が必要です。
 ちなみに,私は補欠だったときの「いつか追いつき追い越したい」というあのときの劣等感が,ずっとあきらめずにバスケットを続けているエネルギーになっているように思います。


本物のゲームを                       2011年7月12日

 小学生の子どもに,「何が好きですか?」と質問すると,約7割ぐらいが「ゲーム」と答えが返ってきます。
 ひと昔前なら,「テレビゲーム」とか「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」とか言っていました。しかし,それらの名前はすべて淘汰され,結局今や「ゲーム」という名前に統一されたようです。
 しかし,その言い方に「異議あり」です。
 「ゲーム」とはスポーツの試合や遊びを広く指すものです。コンピュータゲーム(ここではあえてそう呼びます)などのゲーム機だけに「ゲーム」と使うのは,言葉としてあまりに限定的すぎます。「自転車」を「車」といっているようなものです。
 そもそも,日本の子どもが世界の先進国の中でテレビ好きなのを知っていますか?コンピュータゲームを世界で一番長時間やっているのを知っていますか?
      http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3943.html
 日本の子どもが,勤勉で真面目だったのはもはや過去の話になりつつあります。
 今や日本の子どもは世界一,テレビ大好き,コンピュータゲーム大好きなのです。
 テレビやパソコンが情報伝達の手段として優れているのは確かです。しかし,体験手段としてはお粗末です。体験は生でないといけません。
 まして,「安全に遊べるから」とか,「親が楽だから」などの理由でコンピューターゲームに子育てなどさせてはならないのです。
 人は,最も身近な環境から影響を受けて成長します。最も長時間影響を受けた環境がコンピュータゲームだったなんて馬鹿なことがあってはならい。
 だから,ゲームはテレビの画面の上でなく,コートやフィールドの上でするものです。生身の人間とのふれあいの中でこそ,人は育ちます。
 「ゲーム」と言う言葉も,スポーツや実際の遊びの試合の時にこそ使う言葉です。「コンピュータゲーム」などの画面の上の言葉に使うときは「○○ゲーム」とすべきです。
 
 友達とともに汗を流し,ともに喜び悲しみ,体験を持って学ぶこと。
 手間暇かかっても,貴重なことです。これはお金には変えられないものです。
 チームの中では様々な問題が起きることもありますが,それもまた,成長には必要なのです。子どもが風邪を引いて免疫力をつけるのと同じです。
 バスケットはあらゆる意味で,ジュニア期の子どもには適したスポーツだと私は考えています。
 ちなみに私は二人に息子にコンピューターゲームは1度も買い与えませんでした。




相対性理論                        2011年7月12日

 相対性理論は,ご存じ天才物理学者アインシュタインが考え出した物理学の理論です。
 高校生の時,全く物理が苦手で,その後物理とは無縁だったので,相対性理論は全く理解していません。分かっているのは,光の速度は絶対だけれど,時間の進み方は絶対ではないということです。
 アインシュタインはインタビューでこう答えています。

熱いストーブの上に一分間手を載せてみてください。まるで一時間ぐらいに感じられるでしょう。ところが、かわいい女の子と一緒に一時間座っていても、一分間ぐらいにしか感じられない。それが相対性というものです。」     アルベルト=アインシュタイン
 

 さて,今から10年前にミニ連盟の理事長を受けるとき,ある人から「理事長なんかやると忙しくなって,チームは勝てなくなるよ。」と言われました。
 しかし,理事長を引き受けた10年間でミニバスの全国大会に3度,出場することができました。さらにその2年後からは中学校の外部コーチも引き受け,2足のわらじならぬ3足のわらじを履きました。
 もちろん,それは周りの方々の協力があればこそできたことです。その上で言わせてもらうと,忙しいと時間の使い方は上手になります。職場の仕事も早く片付けるコツを身につけるようになりました。
 この10年間,職場の仕事をいい加減にしたことはありません。
 また,ミニバスの方も,中学校の方も練習時間は短い。だから,こちらとしてもメリハリつけて教えるよう心がけたつもりです。
 1年が365日,1日が24時間というのは絶対です。しかし,その時間の使い方や過ごし方は絶対ではない。時間は伸び縮みする相対的なものです。
 だらだらとした過ごし方,目的のない練習では身につくことはわずかしかない。
 中学校の総体まで,あと10日間です。
 あと10日もあります。
 中学生の間なら,飛躍的に伸びるのに十分な時間です。
 




チームへの貢献                       2011年7月9日

 バスケットボールで,一番楽しいことは何でしょうか。
 たぶんほとんどの人が,「シュートを決めること。」と答えると思います。そうですよね。誰だって,「スパッ!」と,シュートを決められたら気持ちいいに決まっています。
 日本ミニ連盟のホームページにも「バスケットボールの楽しさは,オフェンスにあります。」と書いています。
 まあ,否定はしません。
 かっこよくドリブルして,ひとり,ふたりディフェンスを切り裂いて,きれいにリングにシュートを決めてくる。または,ロングシュートの3Pをノータッチで決める。それは,もちろんつけてやりたい技能です。
 しかし,試合中はボールはひとつです。全員が均等にシュートチャンスがあるわけではありません。
 シュートは,バスケットの技能の中で締めくくりの技能です。そこまでに,ディフェンス,リバウンド,ルーズボール,パス,ドリブル,など,シュートに至るまでの様々なプレーに支えられてやっとシュートができるのです。
 シュートは目立ちますが,決してシュートだけでバスケットは成り立ちません。
 ですから,練習中からオフェンスであれば,パス,アシストパスのひとつ前のパスの大切さや,味方のためのスクリーナーになる動きの大切さを強調する必要があります。
 特に,ディフェンスは目立たないし,苦しいものです。得点のように記録にも残りません。
 リバウンドも,またしかりです。
 コーチが,ディフェンスやリバンドの大切さを強調しても強調しすぎることはないと思います。
 私の経験から言って,勝率の高いチームは,オフェンスよりも間違いなくリバウンドまで含めたディフェンス力のあるチームです。
 2年前に旭東中学校が全国大会に出たとき,献身的にディフェンスをするプレーヤーがチームをしっかり支えていました。
 それほど得点力はなく,あまり目立たないけれども,しつこく相手チームにつきまとい,けがをしてもボールに飛び込む。そういうプレーでチームの勝利に貢献していたのです。
 私は,ディフェンスやリバウンドの楽しさ,大切さを教えるのはコーチとしてとても大切なことだと考えています。


サイト管理者 竹内 秀明


体育館の訪問者                       2011年7月8日

 今日,ミニバスの練習が終わった時間に,体育館に懐かしい訪問者が現れました。
 彼は,小学校6年生のときに担任した子で,年齢で20歳になるぐらいになるはずです。バスケットを教えた子ではないのですが,卒業後も気になって目をかけてきました。
 彼は,小学校の間は真面目にがんばっていたのですが,中学に行ってから真面目に勉強するのが馬鹿らしくなり横道にそれました。いわゆる不良になりドロップアウトしたのです。かなり激しく荒れた日々が続いたようでした。
 小学校の時の真面目さを知っている私は,それでも,時々彼と話をすることがありました。「真面目にがんばれよ。勉強は大事で。」と声をかけることが何度かありました。しかし,なかなか彼の心の奥まで届かず,私としてはもどかしい気がしていました。一緒に仲間と馬鹿なことをやっている方が,彼も気が紛れたのかもしれません。結局,やっと入った高校も退学し,どうなるかと思っていたのです。
 今日訪ねてきた彼を見ると,横道にそれていた頃の彼とは見違えるほどでした。小学校の時の真面目にがんばっていた顔に戻っていました。
 「今は高校に入学し直して,大学に入るためにすごくがんばって勉強している。あの頃先生が言ってくれたことがやっと分かった。今までのことを無駄だと思わず,前向きに考えてがんばることにする。」
 「こうやって,また頑張れるようになったのは,先生や中学校の先生のおかげだと思う。」
と落ち着いた口調で話していました。
 そして,大学に入ってからの将来の夢を語れるようにさえなっていました。
 「おまえは,横道にそれて人が見ないところも見てきた。だからそういう人の気持ちも分かるじゃろう。その分人の世話にもなった。だから,今度はお金のだけのためじゃなくて,人の役に立つような仕事をしなさい。いい服着たいとか,いい車に乗りたいとか,まあ上を見ればきりがない。けど,人間にとって一番うれしいのは『先生のおかげで頑張れるようになった』みたいに人に感謝されたときじゃから。人や社会の役に立つように頑張れな。」
 「ああ,そうか。うん,また来る,先生。」
 そう言って,帰って行きました。
 
 考えてみると,バスケットの指導も,ほんの少しでも子どもたちの役に立てるようにやっていることです。
 



分かりやすく話す 伝えるA                  2011年7月7日

 前回の続きです。練習や試合会場では,指導者も伝えたいことがたくさんあるはずです。
 @〜Dに注意して伝えようとして,上手く伝わるかというと,実際にはそう上手くいかないことも多いものです。
 実際には,@集合が遅い。A集まっても話を聞かない。B話をしているときに目が合わない。などということが最近多くなってきました。
 落ち着きのない子がチームに2割程度いるのは想定内と考える必要あがります。
 実際に話をするときの注意点についてまとめてみました。
 
 @集合だけの練習をする。早く集合したことほめる。また,遅かったらやり直しをさせる。
 A全員集合したこを確認してから話を始める。
 B選手の目を見て話をする。アイコンタクトという。
 C試合の時など,大勢人がいるときは,壁を背にして話をする。人影が目に入らないようにして集中しやすくする。


 

分かりやすく話す 伝える@                 2011年7月6日

 分かりやすく話すというのは,難しいものです。まして,スポーツをしているときはさらに難しい。
 しかし,練習や試合では指導者は選手にこちらの考えを正確に伝える必要があります。
 私は小学校の教員をしています。1年生の担任も2回受け持ったので,分かりやすく話すコツについては,かなり心得ているつもりです。
 どんなことに気をつけて話をしたらよいか,練習中のコミュニケーション方法について簡単にまとめてみます。

  @1文は短くする。「。」を多くして話す。日本語の文法上そうの方が分かりやすい。
  A短く明快に話す。だらだら話をしない。(「話は短く」でもまとめています。)
  B音声言語だけに頼らない。大切なことは図や言葉にして黒板に書いたりはったりする。
  Cよく使う言葉は端的な言い方に決めておく。分かれば英語でもよい。
    例 ロッドマン→一番リバウンドをとりやすい場所の合い言葉(NBAの名リバウンド王から)
  Dたとえ話も交えて話す。

 ただし,中学校で指導してこんなことがありました。「イソップ童話の『ありとキリギリス』のアリみたいに一生懸命練習してがんばれ」と話しても,ピンとこない生徒が多いのです。聞いてみるとイソップ童話の「ありとキリギリス」の話を知らない生徒が約半分いました。
 たとえ話もしにくくなりました。

 

私のワンハンドシュートの指導                2011年7月5日

 ときどき「「ワンハンドシュートはどのように指導するのか」と尋ねられることがあります。そこで,ホームページのまとめることにしました。
 基本的には,ドリルの基本原則の教え方です。
 1 趣旨を説明する。
 2 ひとつずつ分解して,教えていく。
 特徴的なことは,ボールに近いところから指導し,次第にボールから遠いところを指導していくというやり方です。
 その方が,実際にやっていみると合理的に指導できます。

  
 @ボールは両手をカタカナのハの字になるように持つ。              @持ち方のビデオ
 A手のひらは,親指と小指を広げて持つ。                    A持ち方のビデオ2
 Bボールのリリースの仕方の練習。手首のスナップを効かせながらボールをはじく。 Bアンダースナップのビデオ
 Cボールのリリースを今度は頭の上でする。シュートに近い状態で行う。
  ボールをリーリースしたとき,手首が直角に曲がるようにする。(スワン)    Cオーバースナップのビデオ
 Dセットアップ。シュートの構え方。ボールの下にひじがくるようにする。
  これがかなり大切である。少し窮屈でも,右肘と左肘を内側に入れるように。手首は曲げる。
                                        Dセットアップのビデオ
 E足の構え方。足は軽く広げ右足を少しだけ前へ出して構える。          E足の構えのビデオ
 Fラインシュート。ゴールに向かって打たず,ラインを使ってシューティングをする。
  シューティングフォームを意識するためにゴールに打たない方がよい。ゴールに入るか入らないかが気になり,
  シュートフォームにシュー中できないからである。
                                        Fラインシューティング

これらの練習をしても,子どもの中には個性的なシュートを打つ子は出てきます。
入るシュートの原則は次の3つです。基本的にこの3つが押さえられていればOKです。

1 まっすぐ飛ぶこと(当たり前)
2 アーチがつくこと(ある程度の高さがないと確率が低い)
3 逆回転がかかること(スナップがしっかりかかれば自然と逆回転になる)
 

  

靴をそろえる                           平成23年7月1日

 小さいことなのですが,ミニのチームでこれだけはあまりやかましく言わなくてもきちんとできていることがあります。「靴をきちんとそろえる」ことです。いつ練習に行っても,子どもの靴は体育館の入り口にきちんとそろっています。小さいことですが大切なことだと思います。
 武士ジュニアの約束事のひとつに「靴をそろえる」というのがあります。それを入部の時に指導するのですが,それをずっと守るのです。
 体育館を訪ねてくる部外者の人が初めて目にするのは,脱いでいる靴です。それがきちんとそろっていると,すごく印象がよくなる。それに,自分たちも気持ちいい。
 うちのチームはそれほどしつけにやかましいチームではありません。しかし,これはどの子もきちんと守れています。他にもいくつか大切なルールがあります。
 その中に,「大きな声で,あいさつをする」というのがあります。これは,まだまだですね。

 やらせでなく,いつも通りです。今日はそろっていない方かな。
 靴が片方なのは,ギブスの子どもが片方だけ履いてきたからです。それにしてもでっかいぞうりだなあ。

全日本壮行試合                      平成23年6月30日

 桃太郎アリーナで,日本代表チームS Oliver Baskets Wurzburg[エス・オリバー・バスケッツ・ヴュルツブルグ]が行われました。岡山で試合を全日本の試合をすることはまずないので,見に行きました。
  



 日本代表のエース,川村選手のシュートがよく決まり逆転勝利を勝ち取ることができました。
 勝因を分析すると・・・
 @大きさで日本代表が有利であったこと。
 Aアウトサイドシュートが川村選手を中心に,日本の方が確実であったこと。
 Bドイツチームは,アウトサイドシュートが今ひとつ。そのため,日本の1:1:3ディフェンスを最後まで崩しき  れなかったこと。
 C日本よりの判定が多かったこと。(日本での壮行試合だから当然かな)
 
 それにしても,柏木選手の力強いプレーと川村選手とシュート力は目を見張りました。
 たくさんの観客が桃太郎アリーナを埋めました。3000人ぐらいはいたのかなあ。バスケットボール人気も捨てたものではないと感じました。

新提案の講習会                      平成23年6月26日

 総社市阿曽小学校で開催された岡山県ミニバス講習会に参加しました。玉野光南高校 安藤先生が講師です。先日行われたインターは岡山県予選で玉野光南高校は優勝し,とても気持ちよく安藤先生も講師をしてくださったと思います。
 安藤先生は,岡山県の技術委員長として「岡山県のレベルを上げるために,まずはミニが何よりも大切」というのが持論。自ら陣頭指揮を執って,ミニバスの講習会を何度も開いてくださる態度には頭が下がります。
 さて,安藤先生の考え方の一端を紹介します。

@背が低く,体力のない選手が多いことを前提に,全員が得点できるようにオーツコートでもハーフコートでもスペーシング(位置取り)を素早く判断できるようにする考え方とそのドリル。
A身長,体力面で不利な場合でのボールのもらい方の考え方→サークル・ラン(円形にカットしてボールを受け,リングに正対する考え方)

@ではサッカーからヒントを得た「ころがし5対5」をドリルとして実践。とても興味深い内容でした。
  ちょっとだけ紹介すると,オールコートでもハーフコートでもパスを受けるためのポジショニングはおよそ5つ。この考え方で素早く判断して動く。
    1 縦のパス
    2 横のパス
    3 つなぎのパス
    4 オープンのパス(斜めのクロスコート)
    5 もどしのパス


Aのサークルカットは,いろいろなポジションのもらい方を想定して,「これが背の低い岡山県のもらい方として一般化してほしい。」との提案でした。
 どちらも,とてもおもしろい講習内容でした。
 残念だったのは,内容がすばらしかったのに,参加者が少なかったことです。

本当に厳しいとは                      平成23年6月25日

 私は,どちらかというと厳しく怒る方のコーチだと思います。これでも,むかしに比べると怒ることは少なくなったのですが。
 しかし,怒るから厳しいと考えるのは単純すぎます。本当に厳しいのは怒ることでも,怒鳴り散らすことではないと考えます。
 一番厳しいのは,例外を認めないことです。
 たとえば,集合時間,あいさつなどチームのルールを例外を認めず徹底するのは厳しいコーチです。
 それと同じように,プレーでも例外を許さない。「走れ」と言ったら絶対に全員例外なく走らせる。
「ゴールを見ること」と言ったら全員ゴールを見させる。例外を許さない。
 プレーの上で例外を認めないコーチは本当に厳しいコーチです。そして,そうすることでチームは磨かれるはずです。これは,コーチ自身にとって一番厳しい。
 私はというと,まだまだ厳しいコーチになりきれません。

話は短く                           平成23年6月22日

 先日,若い指導者から,このような質問を受けました。
「細かく指導するのはだめなのでしょうか。私の前の顧問は細かく指導するタイプだったようですが,子どもは『話が長い』と,その顧問の練習をいやがっていたようです。」
とのこと。
 指導は細かくないと,正しいことは身につきません。問題は,話が長いことにあるのです。練習をしたくて体育館に来ているのです。話を聞きに来ているのではないのです。
 新しいドリルをするときでさえ,なるべく話を短くする工夫が必要です。
 そのため,ドリルを教えるとき,私は次のような順番で教えることにしています。
 
 @練習の趣旨を短く分かりやすく教える。
 Aプレーヤーの動きの基本と,全員の流れを簡単に教える。
 B注意点を1回につき1つずつ,約10秒以内の短い指示で少しずつ教える。
 ※何度も練習するから,これで十分習熟していく。
 
 これだと,運動量を確保できます。
 旭東中学校も,武士ジュニアも練習時間はとても少ない。少ない時間を有効に使う練習法です。
 練習の後のコーチの話も短い。90秒以内が目標です。理由は,子どもの集中力は90秒以内がしっかりしているからです。
 もちろん,お説教をするときはこの限りではありません。

 

 

マンツーマン・ディフェンスとゾーン・ディフェンスB  平成23年6月15日

 (Aの続き)このような考えで,岡山県ミニバス連盟では平成22年度の新人大会では,マンツーマンディフェンスのみで大会を運営することにしました。
 新人大会をマンツーマンディフェンスのみにしたときの提案書を掲載します。参考にしてみてください。 
新人大会のマンツーマンディフェンス提案書
 賛否両論はあったものの全般的には良好な滑り出しだったと考えます。
 本当にマンツーマンディフェンスにしてよかったのかどうかは,4〜5年続けてみないと,その成果は結論づけられないかもしれません。
 ところで,私はゾーンディフェンスが流行する最も大きな理由は,指導者の認められる価値観が「全国大会に何度出場したか」とか「全国大会で優勝したか」という単一の物差ししか用意できないことが一番大きいと考えています。これは競技団体の責任ではないかと考えています。
 このことについては,いつか別の機会に述べてみます。

マンツーマン・ディフェンスとゾーン・ディフェンスA  平成23年6月14日

 (@より続く)ところで,今のミニバスでは,ゾーン・ディフェンスが大流行です。それは,昨日も書いたとおり,ゾーンの方が勝ちにつながるからです。
 それは,小学生の技術が未発達ということもあります。しかし。ミニバス独自のルールにもゾーンがはやる理由があると私は考えています。
 その理由は次のようなことだと考えます。
 
 @3Pがない。→アウトサイドシュートに脅威がない。3点と2点だと恐さが違う。同じ2点ならインサイドを守るようになる。ドライブインを消すためのゾーンが効果的となる。
 Aシュートクロックが継続なしのクリアになる。→やたらとディフェンスの時間が長くなる可能性が高い。マンツーマンでは集中力がもたない。
 B10人を使わないといけない。→ゾーンで守れば,1Qと2Qに分散した戦力を守り切れる可能性が高い。
 C全国大会の代々木のコートですら,かなり狭い。狭いほど,ゾーンディフェンスは効果的になる。

Bはいいとしても,少なくとも@,A,は変更するべきだとと考えます。子どもの将来のことを考えればきっとその方がいい。
 中学生以上はどんどんルールはアップテンポのバスケットに進化していきます。ミニバスットだけが昭和の時代に取り残されていていいのでしょうか。


マンツーマン・ディフェンスとゾーン・ディフェンス@   平成23年6月13日

 年齢が低ければ低いほど,ゾーンディフェンスは有効です。メリットはいくつかありますが,結局は試合で勝てるディフェンスだからです。
 しかし,私は,年齢が低ければ低いほど,ゾーン・ディフェンスよりもマンツーマン・ディフェンス中心で指導するべきだと考えています。それは,子どもの将来のためだからです。そして,バスケットボールの発展につながると考えます。
 もう少し,具体的に理由に述べてみます。
 @1対1で攻めたり守ったりする力を,きちんとつけることがジュニア期では一番大切である。そのためにはマン  ツーマンディフェンスによる攻防が基本です。
 Aゾーンでは,ディフェンスの役割が限定されていて,特にビッグマンがインサイドのディフェンスに限定されるこ  とが多い。
  それでは,将来の能力を鍛えられにくい。
 Bゾーン・ディフェンスは,マークマンを責任を持って守るという意識が弱くなります。意識の心構えの基本を   小さいときに作るのは大切なことです。
 もっとも,全国大会やブロック大会など,結果を出したい大会で一時的にゾーンディフェンスを使うことも必要だとは考えています。結果の必要な大会で勝つことは,子どもを意欲的にすることができ,バスケットボールに夢中にできます。これも子どもの将来に意味があります。
 私が指導する小学生のチームでも,要所ではゾーン・ゾーンディフェンスを入れるときはあると思います。
 それにしても基本はマンツーマン・ディフェンスであることは変わりません。


勉強とスポーツ                     平成23年6月12日

 「文武両道」という言葉があります。私はあまりこの言葉が好きではありません。
 もちろん,勉強なんてしなくていいと考えいるわけではありません。その逆です。勉強はとても大切です。
 しかし,「文武両道」という言葉は違和感があるのです。
 理由は,「文=勉強」と「武=スポーツ」を相反する対立関係ととらえる考えが根底にあるように感じるからです。
 勉強とスポーツは成長期の子どもには,ご飯と味噌汁みたいに両方必ず必要なものだと私は考えています。相反するものではないのです。時間をバランスよく配分すれば,どちらも必ず伸びるものだと思うのです。
 勉強には運動が必要です。脳にも血液がたくさん循環する方がいいに決まっています。脳みそだって筋肉同様タンパク質でできていて,成長してるのです。
 また,スポーツにはよく働く頭脳が必ず必要です。集中力や判断力,記憶力もすごく必要です。これらはスポーツだけで鍛えられるはずがありません。むしろ,勉強によって効果的に鍛えられるはずです。
 どちらもバランスよく鍛えなければバランスよい人間ができあがるはずです。
 勉強だけやるのも味気ない。
 スポーツだけやっている子どもも経験上,今ひとつ伸びないように感じます。
 高校女子指導者の第1人者である神奈川県立金沢総合高校の星澤先生も「バスケットが上手になりたいならしっかり勉強しなさい」とインタビューで答えていたのを記憶しています。


2011年8月 7月 6月
このページの先頭へ