いつまで息子を甘やかす予定ですか?と言った話

いつまで息子を甘やかす予定ですか?と言った話
2020年6月27日
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親というものは、子どもに厳しくもあり優しくもあるそんな存在でありながら、わが子の将来のことも考え愛情を持って育てていると思いますが、愛情と甘やかすのは紙一重(かみひとえ)であり、一歩間違えれば、甘えん坊のまま育ってしまうこともあります。今回は、僕がついついお母さんに向かって「いつまで甘やかす予定ですか?」と聞いたエピソードをお話しします。

1年生から入部してきた子

その子は1年生から入部してきました。ひとり親でひとりっ子の男の子です。とてもマジメで練習も頑張ります。母親も練習をよく見に来て、とても熱心です。子どもが試合に出て活躍した時には、とても喜んでくれますが、ふがいないプレーだと感じた時は、怒っています。悔しくて泣いて、その場からいなくなることもあります。

帰宅は母親の自転車の後ろで2人乗り

家までの距離のこともあって、学校から自宅に帰る時は、いつも母親の自転車の後ろに乗って帰っていました。徒歩で帰る家庭、車で帰る家庭もあったので、違和感を感じたことはありませんでした。
入部して、ちょうど半年くらいたった時に自転車で帰る一年生が増えはじめました。それでも彼だけは、母親の後ろに乗って帰ることを続けていました。別に悪いことをしているわけではないですが、そのようにして帰る子がまわりにいないため、母親に「〇〇くんは、自転車に乗れないのですか?」とたずねました。
答えは「乗れるけど、危ないから後ろに乗せて帰ります。2年生になったら自分で自転車に乗らせて帰らせます」とのことだったので、「なるほど。そういったプランがあるのか」と納得しました。

2年生になったら自転車で帰宅する

2年生になったら、母親と一緒に別々の自転車に乗って帰るようになりました。「さすがに後ろに乗ることはないか」と思いながら、そういえば自分も小さいころは母親と2人乗りしたことを思い出しましたが、小学生になってからは乗ってないことも同時に思い出しました。

実は、3年生になっても母親の自転車の後ろに乗っていた

その子の母親から「子どもが自転車に足を挟まれてケガをしてしまいました」と連絡がありました。「どんな状況で?」と聞くと、「後ろに乗せていたら巻き込まれて」と答えました。「あれ?なんで後ろに乗ってるんですか?」と聞くと「疲れてたみたいだから乗せました」と返事がありました。
この時に、僕の前では息子と2人乗りすることがないようにして、見ていないところでは乗っていることに気がつきました。
みなさんは、3年生になった子が母親とつねに2人乗りすることについて、どう考えますか?今の時代では、普通なんですかね?

さいごに

お母さんが、息子にそそぐ愛情は、すごいことを僕は知っていますが、愛をそそぐことと甘やかすことは全く別物と考えています。母親だけでなく、親に甘えて生活している子どもは、成長が極端に遅いことも、【必要のない手助け】が原因であると考えています。
わが子なので、かわいいのはわかるし放置しろと言っているわけではなく、「子どもでできることは子どもにさせる」が大前提で、甘えて育った子は選手として活躍する期待値が大きく下がってしまうことは知っておいてください。親に甘えている選手は、バスケの練習や試合でも、チームメイトに甘えてしまうことを覚えておきましょう。

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