今まで審判をしていて、危ないと感じたプレー

今まで審判をしていて、危ないと感じたプレー
2020年6月28日
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今回は、僕がこれまでミニバスから社会人までの審判をしてきて、「これは危ないプレーだった」と感じたファウルや、シチュエーションを四つ紹介していきます。

体格差のあるヘルドボール

ミニバスから高校生まであると思いますが、体格差があるボールのつかみ合いのことです。ミニバスでは6年生で160cm以上ある子と、4年生で140cmの子とのつかみ合いが発生し、6年生の子が下から上にボールを引き上げた時に、4年生の子がそのまま投げ飛ばされて、頭からコートに落ちる事件がありました。
どこのチームの子も「つかみ合いになったら離すな」と言われているので、4年生の子は離さないように頑張ったのですが、頭から落ちるのは危険です。審判は、体格差のあるジャンプボールシチュエーションは、すぐに取り上げるように注意しましょう。
※試合途中で退場し、病院へ直行しました。

オフボール時のイリーガルスクリーン

オフボール(ボールを持っていないオフェンスの選手)が、ディフェンスに対して悪いスクリーンをすることです。特に、ボールが右サイドにある時は、左サイドでおこりやすいです。
先日、高校の審判をした時に2PO(2人で審判)で、強豪チームの対戦でしたが、強いチームほどオフボールの動きが多いので、そこでイリーガルスクリーンが発生して、選手のももにスクリナーのひざが入り、負傷しました。
悪気はないとは思いますが、ミニバスの県大会レベルから、中学、高校とオフボールのイリーガルスクリーンは、オフェンスの選手がケガをしないように要注意です。

リバウンド時のブロックアウト

リバウンドの時は、当然ブロックアウトをするものですが、競り合っている相手が飛んだ瞬間に、押しだすという危険なブロックアウトのことです。
リバウンドの際に、マージナルなカラダのコンタクトがあるのはイーブンですが、飛ぶ瞬間や、着地の瞬間での押し出しのは、とても危険です。飛んでる時に横から押すと頭から落下したり、バランスをくずして着地に失敗し、足首を強くひねる可能性があります。

ボールをコートに残すプレー

これは、ファウルでもヴァイオレーションでもないのですが、オフェンスがパスミスか何かでコートから出そうになったボールを残すために、どこでもいいからボールを放り投げるプレーです。
このプレーは、コートに残すことが目的なので、敵味方関係なくボールが飛んできます。いろんな残し方がありますが、強いボールが飛んで来るケースがあり、先日審判した時は、近距離でコート内の選手の顔面に当たりそのまま負傷退場してしまいました。
コート内の選手の不注意といえば、そこまでですが、ケガがないように終わらせるにこしたことはないので、このプレーに関しては事前に選手に注意するように伝えておきたいですね。

さいごに

これは危ない!と思ったプレーは、他にもたくさんありますが、今回は四つ紹介しました。審判の意識で防止できるものから、事前に選手に注意するように伝えて防げるものまで数多くあります。
イリーガルスクリーンに関しては、審判では防ぎようがないケースもあるので、それをさせる指導者が責任を持って教えるべきだと感じました。バスケではひざがモモに入るほど、痛いものはありませんからね。いつでもクリーンで、必要のないケガをしない、させないバスケを心がけていきたいです。

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