B級審判に目指す方へ、先に伝えておきたいこと。

B級審判に目指す方へ、先に伝えておきたいこと。
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バスケの審判をしている人であれば、B級審判にあこがれるものです。指導者もしながら、B級の審判はカッコいいですよね。最近では、年齢に関係なく審判員を増やす取り組みもあり、選手としてだけでなく審判としても、バスケに関われるようになりました。
しかし、B級審判はナマハンカな気持ちではなれませんし、続けていけません。B級審判になると、どうなるのか?これから審判で上を目指す方に、ぜひ見てもらいたいです。

自チームの試合に行けないことがある

指導者をしながら、B級審判の方は、少なからず自分が指導するチームの試合数を減らさざるを得なかったり、土日の練習に顔を出せなくなることがあります。
理由は、ミニバスでB級審判になっても、中学、高校、大学、社会人などのいろんなカテゴリーの試合を吹きにいかなければならないからです。もちろん、断ることもできますが、年間を通して非積極的なB級審判員は、同じ階級の審判員から、カゲで非難されることもあります。

地元の中体連やインターハイ予選に駆り出される

特に、B級になりたててであれば、「審判活動を頑張りたいからB級になったんだよね?」が前提にあるので、諸先輩方が土日に自分のチームを置いて、レフリーに行っているのに、行かないわけにはいきません。
縦社会のガチガチというわけではありませんが、バスケットにおいて審判自体が、試合の勝敗を分ける大事なポジションであることや、C 級以下には任せられないような試合は、B級以上の審判員に吹いてもらうことが、どのカテゴリーにおいても最大の希望なので、行かざるをえない状態です。

B級審判のプレッシャー

さすがに、1年間の審判歴で取れるほど簡単なものではないので、数年努力をしてB級になるわけですが、B級である以上、それ以下の階級の審判員の見本にならなくてはいけないですし、ベンチや保護者からの目線も厳しくなります。
「マニュアル通りにやる」という面でも、ジャッジを間違えられないプレッシャーもあります。審判はできないけど、ルールに詳しい人からツッこまれると、なんとも屈辱です。

うれしいことも二つあります。

①B級というだけで、まわりの見る目が変わる。

バスケ界で、B級審判員といえば、A級以上の人間は、ほとんど黙るでしょう。そして、ベンチにいるだけで、その試合を吹く審判も正直、気をつかってしまうと思います。もちろん、まったくと言っていいほど気にしない人もいますけどね。

②あまり文句を言われなくなる

審判に文句を言うこと自体、インティグリティの対象となり、アウトな行動ですが、毅然(きぜん)としたジャッジは、あとから見ると誤審であっても、そのときは、「B級が鳴らすなら」とまわりも納得しちゃいます。
B級審判は、みなさんが想像しているよりも、勉強し活動しているのです。そこまでやっていない人は、言う資格も、筋合いもないということを、最初からわきまえているのです。

さいごに

B級審判は、あこがれの的ですし、胸のワッペンに「B」とあるだけで、正当なジャッジをしてもらえると、観ている人たちを、安心させます。その反面、誤審や試合をグダグダにした場合は、観客やベンチから、めちゃめちゃに叩かれるので、カクゴしてください。
別カテゴリーも吹きにいかなければならなあという、ノルマ的なものがなくなれば、目指す人も増えるのでは?と考えますが、いかがでしょうか。すべては選手のために、階級を問わず審判員は最大の努力と勉強をするべきですね。

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