ミニバスの指導者に悪い人はいない

ミニバスの指導者に悪い人はいない
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これは、あくまでも僕の自論ですが、ボランティアでミニバスの指導者をしている人は、根っこから悪い人はいないことを話したいと思います。

クラブチームでない限り、ミニバスの指導者はボランティアです。ボランティア=お金を1円ももらわないというわけではありませんが、お金目的でしている方はいないことを前提にしたいと思います。

ミニバスは、小学生が対象となるスポーツで、年齢は6歳から12歳までの子が在籍しています。それくらいの年齢の子どもたちを相手に、バスケットボールを指導し、仕事が終わった後に体育館に急いでかけつけたり、土日返上で、ベンチに座って試合中に指揮をとったり、やってもあまり得のない審判活動もやらなくてはいけません。

平日は、練習試合の申し込みや、合同練習のお誘いもあり、体育館にいない時間もそのチームの指導者として、活動していたりします。大きな大会の前は、大会の打ち合わせを何時間も行い、大会当日は、自分のチームが勝ち上がろうがそうでなかろうが、審判の協力や、大会の会場設営などの手伝いをします。

このように、保護者や子どもたちの見えないところで、動き回っている指導者に、根っから悪い人は絶対いないんじゃないかと考えてしまうのです。

中には、試合中の子どもへの言葉遣いや、態度が気になる方もいらっしゃいますが、「根は良い人で、不器用な人なんだろうな」くらいにしか思えなかったり、強面で、近づきづらいなーと思っていた方でも、直接話してみると、とっても思いやりがあって優しいなんてことは、ごく普通にあります。

僕が指導者なので、「指導者寄りの発言をしている」という印象を受けられた方もいるかもしれませんが、お世辞や偏見も抜きにして、やっぱりミニバスの指導者は、なんだかんだで悪い人はいないというところに落ち着きました。

あるチームでは、「指導者のこの発言が気に食わない」とか「自己満でやってる」などの相談を受けることもありますが、上のように書いたことを考えると、それだけのことをやっているという感覚で、おられるのかもしれません。

これだけ大変な思いをしているのに、指導者として見られないとか、一方的に保護者から文句を言われるようになってくると「そこまでして、やってられない」と、チームから去っていく指導者も少なくありません。

僕は、ある程度の意見は聞きますが「文句」を言われると、とてもイヤな気分になります。発想的には、「文句を言ってくるのは、一部の保護者だけ、それ以外の保護者はいつも感謝してくれている」と思えるので続けることができていますが、そうでない指導者もたくさんいるはずです。

現代では、保護者兼指導者の数が圧倒的に増えて、「自分の子どもとやめていくなんて無責任」と言う声も多く聞こえてきますが、その期間、指導者をしてくれただけでもありがたいという考え方になれば、自然と感謝の気持ちも出てくるかもしれません。

指導には、「完璧」も「絶対」もないし、指導者も人間なので、いろいろ思うところがある方もいるかもしれませんが、やはり「コーチ」を引き受けるってことも勇気がいりますし、責任を持ってやっているはずです。

もし今、あなたのチームがいろいろとうまくいっていないとしたら、当たり前にしてもらっていることを、見直してみてほしいなと思います。「ミニバスの指導者に悪い人はいない」これが、これまで僕が指導をしてきて気づいたことです。ぜひ参考にしてください。

さいごに

とはいいつつ、何百人かに1人の割合で、とんでもない指導者がいることも事実なので、またの機会に「とんでもない指導者」の話も紹介したいと思います。

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