子どもたちに、事前にお知らせしておくべきこと

子どもたちに、事前にお知らせしておくべきこと
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ミニバスのコンセプトは「友情、ほほ笑み、フェアプレー」ですが、ミニバスのルール上、10人(8人登録のチームは8人)出場で試合は成立し、3.4クォーターに関しては、特にバスケットのできる選手を、5名選ばなくてはなりません。

実力的に、6番目の選手はおろか7番目、8番目、となると、接戦では出場できても1クォーターまででしょう。あたりまえのようで、ある意味不公平のような気もしますが、だれかが選ばれてだれかが選ばれない状況が、バスケの試合では必ずおきてきます。

それに対応するために、子どもたちに事前に伝えておきたいこととして、練習中から「このままでは、君は試合に出場させることができない」と言っておくことです。

言うタイミングとしては、「指導中に指遊びをする」など、ほんの小さなことでも結構です。「コーチがお話ししている時に、指遊びをする君は、話を聞くことよりも難しいバスケを、できるようになると思えない。よって君は、試合に出るメンバーには選ばれません。いいね?」とハッキリ伝えましょう。

こうすることによって、仮に指遊びをしていた子が試合に出場できなかった場合、「指遊び」を原因とすることができますし、指遊びしていた子も「この間、指遊びしていたから試合に出れなかったのかも」となります。

そもそも、コーチが指導しているときに指遊びしている子など、ほとんどいませんが、なぜ事前に伝えた方が良いかというと、何も知らないその子の親が「自分の子は、なぜ試合に出れないのか?」「同級生のあの子は試合に出ることができて、うちの子が試合に出られない理由を教えてください」と、コーチに対して意見を言ってくる可能性があるからです。

事前に試合に出られないことを子どもに伝えておくことは、子どものダメなところを注意することができ、そこを改善させることができるメリットと、試合しか観にこないで「我が子が一番」と思っている保護者を、だまらせることができる一つの方法なのです。

保護者の方のすべてが、そんな方ではないことは重々承知しておりますが、考え方や価値観は、人それぞれです。我が子が試合に出ていないのは、「我が子の練習が足りないから」と思える親もいれば、「我が子の良さをコーチがわかっていないから」と考える親も、少なからずいるということです。

もちろん、指導者は一人ひとりの子どもの良いところ悪いところくらいは、把握しておきたいですが、采配の部分は保護者から口を出されたくありませんし、点を取れる選手や、コート上で目立っている選手がチームで1番のプレーヤーかといえば、そうじゃないことも多々あります。

「なぜ、うちの子がでなかったんですか?」と保護者に聞かれたときに、「この間の練習で、指遊びしてたので、だれを出すか迷った結果、選べませんでした」と言えば、親から子どもに直接確認されても大丈夫なのです。

よくよく考えると、コーチが指導している時に「指遊び」してる子に、良い選手はいなかったりしますが、その事実を保護者が知らなかったりするので、指導歴も短く保護者からの信頼がまだまだうすいとジカクのあるコーチや、指導歴は長いけど年齢が若いコーチは、自分の身を守るためにも、子どもの悪いところを直させるためにも、何も知らない保護者からのクレームを防ぐためにも、「先を見こした発言」を、普段の練習中から行うように心がけてください。

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