たまにはやろう。親子バスケ。

たまにはやろう。親子バスケ。
2020年2月10日
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今回は、たまには子どもと一緒にバスケをやることの大切さについてお話していきます。たまには、子どもとバスケをやってあげてください。
あなたの考え方や、子どもにかけてあげる言葉が自然と変わってきます。
 

試合中、選手である子どもに浴びせられる心ない言葉

僕も、よく審判をしますが、指導者の声も保護者席からの声も、よーく聞こえます。保護者が飛ばす声には、いくつかの種類に分けられます。
 

1.子どものプレーを褒める声

ナイスシュート、ナイスディフェンス、ナイスカットなどですね。とても良いと思います。
子どもの耳に聞こえるように、誰よりも大きな声で褒めてあげてください。そして、ナイスプレーが出た時は、たくさん拍手してあげてください。
 

2.子どもを叱る声

「一生懸命やれ」「何してるんだ」「もったいないよ」などの声ですね。結論から言うと、どれもアウトです。
まずは、子どもは一生懸命やっています。もし、観てる側がそう見えたのなら原因を調べるべきです。コートの中でプレーする人の気持ちは、コート中でプレーしてる人にしかわかりません。
逆に、一生懸命やってるのに、観てる側とのギャップがあり、その言葉を言われた選手は、何を一生懸命やればいいのかと混乱してしまいます。子どもをかばう訳ではありませんが、今の時代の子どもに合った、言葉のかけ方とは言えません。
そして次は「何してるんだ」ですが、確実に終わった出来事に対しての発言になります。
子ども自身が反省して切り替えようとしているのに、その言葉を言われた場合、小学生と言えどもイラっとしてしまいますし、うまくいってない時に言われると凹んでしまい、その後の試合で、叱られるのが嫌でチャレンジをしなくなるケースもありますので、注意してください。
最後に「もったいない」ですが、それも事後の発言になります。
チャンスだったのに、仕方もないミスをしてしまった時に、よく聞こえてきます。観戦者や保護者の方にわかって欲しいのは、彼らはプロ選手ではないということと、まだバスケを始めたばかりの小学生であるということです。
特に、経験者の方は「自分が小学生の時は、もっとできた。うちの子もできるはず」という固定観念にとらわれています。
あなたの子どもだから、あなたと同じ成績が残せる訳でもないし、あなたと同じ考え方ではないということは覚えておくと良いでしょう。
 

3.指示を出す

「シュートうて」「(ディフェンスで)前から当たれ」「抜け」などの言葉です。これも、全部アウトです。
なぜなら、あなたは保護者だからです。指示を出すのは指導者の役割なので、これをあなたがしてしまうと、指導者も困りますし、子どもも混乱します。
たまに、何を考えているのかわからない指導者の方もいますが、それでも応援席から指示を出すことはやめましょう。
もし、一生懸命やらないことを叱ったり、指示を出したいのであれば、試合が終わった後に「あの時は、何を考えていたの?」と子どもに聞いてあげて、一緒に克服していくようにしてください。
そうやって寄り添っていけば、子どもはきっとあなたの期待に応えてくれる選手になるでしょう。
 
いろいろ話してきましたが、たまには親子バスケをやろうということです。
なぜなら、子どもと同じ気持ちになれるのは自分が選手としてコートに立ちプレーすることが、一番手っ取り早いからです。子どもがバスケを始めると、土日は試合でご自身がバスケをする機会も減りますし、コートに立った時の試合の空気感も忘れてしまいます。
バスケをやったことがない保護者の方も、一度試合をすることをオススメします。
 

まとめ

子どもの1番の味方はあなたです。
試合中に子どもを叱ったり指示を出すことをグッとこらえて、これからは「どうやったら良いプレーができるようになるか」「あの時どうすれば良かったか」などを、試合終了後や家に帰って真剣に話し合ってください。
子どもは、バスケもあなたのことも大好きであることを忘れないであげてください。今後、保護者の方にとって、子どもとのミニバスライフが充実したものになることを、心より祈ってます。

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