保護者から言われて、ショックだった言葉。

保護者から言われて、ショックだった言葉。
2020年5月7日
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指導者をしていれば、うれしいことやツライことがたくさんあります。今回は、僕が指導をしていく中で、保護者に言われてキツかった出来事と、その時の親の気持ちも考えて、お話しします。

仕事が変わり、土曜日に行けなくなった

まず、僕の場合はミニバスをボランティアでしているため、当然ですが会社勤めで、働きながら指導をしていました。転職をして、営業の仕事をしていたのですが、休みは日曜日のみだったため、土曜日にあるカップ戦や試合に参加できなくなりました。

アシスタントコーチはいた

当時、アシスタントコーチがいたのですが、やはりメインがいないとなると、「僕がいない試合は、試合にならない」的な発言をする方もいて、アシスタントコーチにも、イヤな気分にさせてしまったことから、「僕が行けない時に試合を組むのは、どうなのか?」と考えるようになりました。

公式戦にも行けなかった

公式戦は、指導者の仕事や予定も考慮してくれますが、さすがに日曜日だけで消化することは不可能だったため、土曜日に公式戦が入ってしまい、それに行くことができませんでした。

捨てられた世代と言われていた

今までで、一番ショックだった言葉です。僕はミニバスの指導者ですが、ひとりの社会人でもあるので、どうしても試合に行けなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、保護者からすると、僕が仕事で試合に行けなかった世代の子どもたちを「捨てられた世代」と呼んでいたのです。
もちろん、試合に指導者がいることは必須なので、その時はミニバスの指導者を辞めるかどうか考えました。さすがに、練習も行かず、試合にも来ずのメインコーチは、それくらいのことを言われても仕方がないのかな?と思う反面、その世代を捨てたつもりもないし、たまたまそうなっただけでしたが、そのように受け止められていたことがショックでした。

さいごに

ミニバスの指導者は、高い月謝をもらって運営するクラブチームと、学校管轄のチームがあります。どちらも同じ指導者ですが、指導が仕事になれば、平日の練習も始めから終わりまで指導して、毎週の土日に試合も可能ですが、そうでない場合は、仕事とチームのバランスを取ることが、とても難しいと感じました。
いろんなカタチのチームが存在しますが、指導者である以上、子どものバスケットライフや人生も背負っているので、中途半端な関わり方はしてはいけないと、身をもって知ることができる言葉になりました。

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