強いチームだから、声が出てるのか?声が出てるから、強いのか?

強いチームだから、声が出てるのか?声が出てるから、強いのか?
2020年2月12日
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指導者は、練習中に子ども達に「声を出しなさい」と言いますよね。
では、子どもに「なぜ声を出さなければならないのか?」と聞かれたらあなたはその質問に、答えることができますか?
その答えが「強いチームは声が出るから」では、子ども達は「声を出せば強くなれるのか」と勘違いしてしまいます。

結論、「声を出しても強くなりません」

じゃあ、声は出さなくていいのも違います。
声を出さなければならない理由と、強いから声が出てるのか、声が出てるのから強いチームなのか、徹底分析していきます。
まず、バスケをするにあたって声を出さなければならない理由は、コート内でコミュニケーションを取るためです。
自分がノーマークの時、味方がボーッとしている時、ノールックパスを出す時、ディフェンスでスクリーンを知らせる時、ディフェンスで今自分がどこのポジションにいるのか(1線、2線、3線)伝達する時などなど、バスケは試合中に、常に声を出し、コミニュケーションを取らなくてはなりません。
これを怠ると、オフェンスではミスにつながり、ディフェンスでは伝達できずに、相手にあっさりやられてしまうなんてことも、良くあります。
これを全て防ぐために、まずできることが声を出すことです。
「大きな声じゃないと聞こえない」ことを教える。
バスケの体育館は天井も高く、コートも広いため、大きな会場になると、選手同士近づかないと声が聞こえない時があります。
もちろん、チームメイトの応援や保護者の応援でコート上にたくさん声が飛び交っています。
その中で、上に書いたことを伝達をするためには、大きな声を出す練習をする必要があります。
人は、いきなり大きな声を出せと言われても出せない生き物です。練習からやる必要があるので、大きな声を出さなければ伝達ができず、負けに近づくことになります。

指導者や保護者のベンチに向かって「応援しなさい」について

そもそも、応援っていうのは誰かが始めないとやらないものでもあるし、チームメイト同士仲が良くない場合、ベンチにいる選手は黙って観てることが多いです。
なので、「応援しなさい」と言えば、その時はするのでしょうが、1試合持つかどうか、次の日には、もうやっていないといったことになります。では、ベンチにいる選手が声を出して応援するようにするためにはどうしたら良いか。
まずは、応援したくなるくらい練習も試合も頑張る人がそのチームにいること、先に誰かを応援できる人になること、この二つのどちらかがあれば、自然に応援が始まります。
指導者が「応援しなさい」と言ってる時点でチームレベルとしては、低いと考えて良いでしょう。

声を出す本当の理由

声を出すのは、本当は自分を励ますためだったりします。自分を頑張らせる、キツい練習を乗り切る、日頃のストレスを発散させるためにも声を出します。
声を出すことや応援についてお話ししてきましたが、結論、声を出さないと強いチームになれないが正解でした。もちろん、声を出さなくても阿吽の呼吸という言葉があるくらいなので、チームワークさえ取れていれば問題なんでしょうが、バスケは声を出すことが非常に大事ということを、指導者や保護者の方も覚えておいてくださいね。

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