ミニバスの指導者は、「変わった人」が多いと感じています。正直、ビジネスでやっている人はハブいても、ボランティアやっているのであれば、仕事量がとてつもないからです。ミニバス指導者が、絶対にやらくてはいけないこと、変わっている理由も解説します。
早朝の集合
保護者のみなさんは、試合前の集合時間や出発時間に当たり前のように、子どもを送り出し、引率があれば、ついていってると思いますが、試合場所が遠いと7時集合と指導者にとっては、平日の仕事なみに朝が早いです。
そして、チームでまとまって試合会場に行く場合は寝ぼうもできませんし、1試合目が試合であれば集合時間も早くなり、朝起きる時間は仕事より早くなることもあります。なんて健康的な生活。
平日の練習
ミニバスの練習は、早いチームで16:30からおこない、遅いチームで22:00まで(地域によりけり)練習していると思いますが、指導者は平日の仕事が終わって練習に行くことで、仕事、ミニバス、睡眠の三つを軸とした生活になります。プライベートな時間は、練習のある日は、ほとんどないと言って良いでしょう。
試合当日
土日と試合があったら、基本的には一日中、試合と審判で拘束されます。試合中はベンチにいて当たり前、審判するのも一人でチームを見ている方にとってはあまり前、さらにコミッショナーもしなければならないので、9:00から16:00まで試合があったとしても、空き時間は、せいぜい2時間です。その中に、お昼ご飯やトイレの時間もふくまれるので、ゆっくり休む時間はありません。
練習試合の申し込み
ミニバスの指導者は、土日に練習試合ができるように、平日の夜の時間を使っていろんなチームの指導者にLINEや電話で連絡をします。大きな大会の運営側にまわれば、大会準備(会場確保、トロフィー用意、備品の手配、組み合わせ対戦表の作成)など、たくさんの仕事があります。
審判活動
自チームの指導者をするだけで、地域貢献はできているレベルですが、審判ができるようになると「ヘルプ」というカタチで、どこかしらの大会の審判をしにいきます。
もちろん、その人の立場にもよりますが、お世話になった人や、どこかの大会が困っているとなると行かずにはいられない気持ちと、恩返しの気持ちがあふれ、自チームの活動がない日もいろんな会場に行ってたりします。
さいごに
ミニバスの指導者のみんながみんな、このような生活を送っているとは言いませんが、ほとんどの指導者の方が「うんうん」と、うなずけるのではないでしょうか。
保護者が実際に目にするところは、「練習や試合」ですが、見えていないところで努力している指導者がたくさんいることも理解してもらえると良いのかなと個人的には考えます。
変わった人が多いという話ですが、「良い意味で」であることと、そこまで頑張る理由は「子どもたちのため」であるということは、間違いないでしょう(ミニバスにしか居場所がない人をのぞいて)。
保護者コーチと、我が子のいない第三者コーチでは、少し話が変わってきますが、いろいろと不満のある保護者がいることも承知のうえで、指導者の頑張りの部分も見てあげると良いのかなと考えます。