母親からお礼を言われて発覚!教え子が誘拐された?

母親からお礼を言われて発覚!教え子が誘拐された?
2020年6月24日
PR
今回は、僕が教えていた中学3年生の女の子が「コーチとドライブに行っていた」というウソをつき、知らない男性とドライブに行っていた話をします。

偶然、教え子の母親と会う

その日はミニバスの試合で、朝早くから学校にいたのですが、たまたま卒部生の保護者も違う習い事の関係で学校にいて、「コーチ、昨日は娘がお世話になりました」と言ってきました。
なんのことかサッパリわからなかった僕は、「ん?なんのことですか?」と答えたところ、「昨日、うちの娘をドライブに連れて行ってくれたんですよね?」となり、青ざめました。現在、その子の連絡先も知らなければ、1年前に体育館で会ったくらいで、それ以来、一度も会っていないからです。

外出するために、僕の名前を使っていた

今どきの中学3年生は、スマホを1人1台持っていることもめずらしくありません。むしろ、若年層のスマホの所有率は、年々増加傾向にあります。そして、SNSという便利であり危険でもあるツールが中高生に流行っており、ツイッターやTikTokやインスタなどから、だれでも簡単にメッセージを送れる時代になりました。
中学3年生の教え子は、夜の外出ということもあってか、とっさに僕の名前を出し母親を安心させて、会ったことのない男性とドライブに行っていたそうです。僕としては、年ごろの教え子を、ドライブに誘う指導者を先に疑ってほしいのですが。

母親は「帰って確認します」と一言

話を戻すと、学校で教え子の母親と話した時は、話がかみ合わず僕にも責任があるのか考えた結果、「なし」となりましたが、無事に帰ってきて良かったと、その時は思いました。僕の場合、男のコーチでもありますし、LINEでのSNSで教え子とやりとりをする時は、必ず保護者の携帯からやるようにしています。

さいごに

本当に事件などに巻き込まれなくて良かった話ですが、これが氷山の一角だとしたらゾッとします。だれとでもつながれて便利なSNSですが、中学生や高校生までの間は、保護者の携帯と同期させたり、安全面には十分な注意をした方がよいと感じました。
保護者のみなさんは、「子どもの安全を確認するため」や「ある程度の友達との交流」のためにスマホを持たせていると思います。子どものプライバシーを重視しすぎた結果、危ない目にあうようなことがあれば、本末転倒です。おかしな行動があれば、探りましょう。
マジメで、人を信じやすい子やそうでない子も、たくみな大人の話術に引っかかり、「会ったことのない人と会う」ことも簡単にできる時代になったことや、身近なところでそれがおこったことを考えると、とても怖い話です。
子どもの外出時は、「どこに行く」「だれといく」「何時に帰ってくる」をハッキリ伝えて、外出させるようにしましょう。

今日はこんな記事も読まれています