子どもたちに「気持ち」の意味や、大切さを伝える方法。

子どもたちに「気持ち」の意味や、大切さを伝える方法。
2020年2月28日
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あなたは試合中、子どもたちに、「ボール取る気ある?」とか「シュート決める気ある?」など言っていませんか?
子どもたちに、それらができない理由は、二つあります。

①やり方がわからないということ。

②そこまでの気持ちがないこと。

やり方は教えたはずなのに、それでもできないのであれば、【その気がない】というところにたどり着いてしまいますよね。
ここで、指導者や保護者の皆さんに質問です。全ての子どものできないことを「気持ちがたりない」で済ませていませんか?子どもたちに、何かを伝えることは指導者にとって、とても難しいものです。
今回は、子どもたちに大切なことを教えられると同時に、【気持ちとは何か】を、簡単に伝えられるテクニックを紹介します。

最後に「気」で終わる漢字を発表させる

指導者は、子どもたちに「気持ちが大事だ!」と練習や試合中によく言いますが、「気持ち」という言葉だけでは、子どもにはなかなか伝わりません。その「気持ち」とは何なのか?をミーティングの場を持ち、子どもたちに、発表してもらいましょう。

発表の方法

まず、子どもたちに問いかけます。
「最後に、漢字の【気】がつく言葉を教えてください」と。
そうすると、やる気、元気、勇気、強気、弱気、根気と、子どもたちは、どんどん発表してくるので、発表が終わるまで待ちます。指導者は、子どもが発表した言葉を復唱して「いいね」と言ってあげてください。
子どもたちは、頭をフル回転して「気」のつく言葉をどんどん出してきます。中には病気やマイナスな言葉も出てきますが、最後に「気」がつく漢字ですし、全部受け入れましょう。

ここからが大事

では、バスケをやる上で大事な「気」は何でしょう?やる気、元気、勇気、強気、根気など、どれも大切ですが、全ての言葉をバスケのプレーに当てはめていきます。

では、練習に大事な「気」は?

では、シュートをうつ時に大事な「気」は?

シーンごとに質問をしていきます。ここから、どんどん広げてボールを「取る気」とか、ディフェンスでは相手を「止める気」など、動詞に気をつけはじめてきますが、全部受け止めましょう。
最後は、「今、君たちの言ったたくさん発表してくれた【気】が、コーチの言う【気持ち】の部分なんだよ」と言うと、子どもたちは「なるほど!そうだったのか」となり理解してくれます。

まとめ

このように、子どもたちに発表させることで指導者と子どものコミニュケーションを取ることもできるし、コーチの言う「気持ちというものは何か?」を子どもたちに理解してもらい、チームで共有できます。この方法で、子どもたちに、【気持ち】の大切さについて教えてあげましょう。

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