みんなで撲滅しませんか?これまであったバスケの体罰。

みんなで撲滅しませんか?これまであったバスケの体罰。
2020年2月19日
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「うちの子、叩いていいので」をいう親は要注意で話をした、現代では「どこまでが体罰になるの?」に答えていきます。今回は、バスケあるあるの体罰について詳しく紹介していきます。「どこまでが体罰になのか」僕がわかる範囲で、まとめていきます。

タイムアウト中にコートを、ひたする走らせる

試合中、立てつづけに失点したり、ノーマークのシュートを落としてしまった時にやらされているのが、「タイムアウト中にコートをひたすら走らせる」という行為です。これは、選手たちがみずから「アップが足りず寒いので走ってもいいですか?」と指導者に聞いたりしない限りは、体罰ととらえても良いでしょう。
タイムアウトは、チームの作戦を立てたり、アドバイスをする時間、ベンチで休ませる時間です。走らせる時間ではありません。ルールブック(JBA RULES 2018)にも「チームベンチパーソネルはチームベンチ近くであればコートに入ってよい。」と書いており、読み取ると「多少コートに入っても良い」ということになるので、「広くコートを使って何かをさせる」はアウトでしょう。
試合間(試合と試合の間の時間)が少なかったり、アップをする場所がどこにもないなどの会場理由であれば、ギリギリセーフなのかもしれませんが、見た目は悪いです。

ミスした選手を、ずっと立たせる

1クォーターが終わったあとに、動きの悪かった選手を自チームベンチの横に立たせることです。昔はよくあった、悪いことをした生徒にバケツを持たせて、廊下に立たせるという学校もあったそうですが、試合中、ベンチに選手を座らせないということは、体罰に当たるでしょう。
コーチから選手に話がある時は、必ずベンチに座らせて話をすること。どれだけ動きが悪くても、立たせて反省させるということはしないようにしましょう。さらし者にするような行為がアウトです。

顔を近距離まで近づけてビビらせる

注意する時に、当たるか当たらないかの距離まで顔を近づけて話すことです。威圧(いあつ)としても受け取れるこの行為は、体に罰を与えているのと言っていいでしょう。暴言や暴力にはならないので、体罰として取り上げて良いでしょう。とても近い距離で怒られるのは、精神的に苦痛ですよね。

終わりの時間を決めずに、外を永遠に走らせる

たまに見かけます。負けた腹いせかはわかりませんが、だれもが「え?まだ走ってるの?」と思うくらいグランドや外周を永遠と走らせることです。指導者が「この試合に負けたらグランド1000周」などと、ありえない数字は、子ども達がやるにはフカノウな数字であり、それをやらせることは体罰に当たります。体力がないと感じたのであれば、練習中にしっかり走らせましょう。

胸ぐらをつかむ

これもアウトです。直接、体にはふれていませんが、大人が子どもの胸ぐらを思い切りつかむことは、力では勝てない子どもからすると苦痛であり恐怖です。この行為は体罰に当たります。あなたがされてもイヤなことは、子どもにしてはダメです。

コートに正座させる

コートはバスケをするところです。立たせることがダメなら、正座をさせるという人もいます。とにかく罰を与えたいのでしょう。これは僕も見たことないですが、したことがあります。昭和生まれのキビしい先生がやらせたりすることがあります。

大きい声が出るまで、何度もやり直しさせる

挨拶や返事など、声が小さい選手に対して「もう一回!」と何度も何度も言わせることです。大きな声を出させることは大事なことですが、それを観てる人が不快に思うほどやらせることはアウトと言って良いでしょう。

さいごに

これで全部ではありませんが、ミニバスでよくある体罰をあげてみました。時代が変われば子どもも変わり、教え方も変わる。昔は当たり前にされていたことができなくなるということは、それだけの時間がたったということでしょう。
なので、昔はOKだったから、今もOKとはならないのです。体罰とは、「肉体的な苦痛を与える罰をくわえることを指す。」と書かれています。これから、ミニバス界で体罰を撲滅させましょう。そして、心当たりのある方は明日から、やめましょう。指導者同士が注意しあえるような環境になると、ミニバスの雰囲気も、もっと良くなるでしょうね。

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