指導者がもらっているお金の相場

指導者がもらっているお金の相場
2020年2月20日
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今回は、ミニバスの指導者はどれくらいお金をもらっているのかを紹介します。
ミニバスの指導者は、ボランティアから非営利団体、そして指導を仕事としている人までいます。考察も入れてお話しします。
 

ボランティアコーチ

ボランティアコーチは指導者の中でも、大半を占めています。
1ヶ月にもらっている相場は5000円程度でしょう。この5000円に、指導料は含まれておらず、保護者一同からの「謝礼」となっています。
全ての練習に参加して、土日も練習や試合をしている場合は、実質時給に換算すると200円弱くらいでしょうか。
ただ、ボランティアなので必ず練習に参加できる保証はありません。
そして、指導者の中には本当にボランティアでやってるから、何十年やっている人でも、1円も謝礼としてもらってないという人もいるみたいです。ここに関してはごく少数で、理由はわかりませんが、毎回断っているそうです。
しかし、チームでの行事や合宿、接待、遠征費などに行く場合は部費から指導者にかかる金額が負担されているので、謝礼を渡していない場合でも、お金は必要です。
一番頭を悩ませるのが、中途半端にしか練習に来ないアシスタントコーチにお金をかけるかどうかだと思いますが、それは各チームの予算次第でしょう。
 

非営利団体コーチ

いわゆるクラブチーム(年会費、月謝制)のチームです。
都道府県により異なりますが、月会費は、ボランティアチームの約2倍で、毎年支払われる年会費は7000円程度、海外遠征などもあったりします。
クラブチームの参入がJBAから認められて約2年程度ですが、現在どんどん増えてきています。非営利団体コーチの相場は、7万から10万円くらいでしょう。
正直、まだバスケだけで食べていけるほどの部員もいないチームもありますし、現在発展中ということで、この金額です。
チームが強くなり指導力や体育館の確保、土日の試合が充実すれば、今後規模が拡大するマーケットです。
非営利といえど、指導料を貰ってる以上、子どもに厳しく注意できない空気が、少なからずありますが、親とのコミニュケーションやクレームの対応も仕事になるので、お金をもらっている分、大変です。
 

指導者を仕事としている人

これは、ボランティアでも非営利団体でもなく営利目的で指導をしているチームの指導者です。
年会費、月会費、マンツーマン指導料の全てが、その指導者に入ります。なので、うまく行ってる人は平日の夕方以降と、土日で20万程度はもらっていると思います。
しかし、JBAへのチーム登録費、体育館使用料、大会参加費などは、月会費からまかなわれるため少なからず出費があります。ボランティアコーチが支払わない遠征費なども、もちろん指導者持ちです。
そして、チームを強くできる力と、子どもや親も一人でまとめる力がないと、指導者を仕事としてやっていくことはかなり難しいと思います。
僕の知ってる人も、一人で全部してる方がいますが、体育館にいる時も仕事になるので、常に指導、子どもの管理と大変そうでした。
保護者の力を借りる時もあると思いますが、そこもチームごとにルールがあるのでしょうね。
 
以上が、指導者がもらっているお金の相場でした。
ボランティア、非営利団体、仕事と3つに分けられましたが、今の時代、どれでも指導者というものは大変です。
ミニバスの指導者が指導料だけで、生活していける時代は果たして来るのでしょうか。

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