誰かと比較しては絶対ダメ

誰かと比較しては絶対ダメ
2020年2月11日
PR
指導者の方も、保護者の方も「なんで、〇〇はできるのにあなたはできないの?」と誰かと比較したがる人がいます。今回は、その事例と比較がダメな理由をお話します。

《兄弟と比べる》

「なんで弟は、できるのにあなたはできないのか?」こんな質問を、子どもに投げかけたことありませんか?
結論から言います。このやり方では、言われた子どもは今後、あなたのことも、バスケのことも嫌いになってしまいます。理由は簡単です。兄弟であっても、考え方、得意なこと、感覚など、あなたの目に見えないものが全て違うからです。同じ遺伝子でも、二人とも良いプレーができるとは限りませんし、もしできない場合は、練習やその他なにかしら足りないところがあるからです。
 

《友達と比べる》

同級生の友達と比べたことありませんか?「同じ歳なのに、どうしてあなたはできないの」と。これに関しては、完全に個性です。育ちも違えば家での環境も違う。バスケができる子と比べること自体、無意味なのです。
 

《比べていいものが一つだけある》

自分自身です。スポーツの世界ではよく言われる「ライバルは自分」というやつです。この言葉、本当にそうだなとつくづく思います。試合中に、いつものように力が発揮できない、大舞台に弱いと言っている保護者を見かけますが、この辺りは確実に「自分に負けてる」と言って良いでしょう。
 

《子どもは一人の人間》

あなたは、他人と比べられるとどんな気持ちになりますか?「私は私」と反論したり、言われる人によっては、かなり凹みますよね。小学生と言えど、一人の立派な人間です。自尊心を必ず持っています。
その自尊心は、他の誰かと比べることで傷つき、その結果、それ以降あなたに心を閉ざし、最悪な場合ふさぎ込んでしまいバスケをやめてしまう可能性があります。もし今まで、誰かと比較をしたという方がいれば、すぐに子どもに謝りましょう。
そして、今後いろんな子と比較するのはやめてあげてください。比較されたところで、子どもは成長しませんし、メリットは一つもありません。もちろん「あなたは、こういう良いところがるよね」「あなたの、ここは直した方が良さそうだね」という言葉は積極的にかけてあげて良いと考えます。
誰かと比較するのではなく、対一人の人間として子どもと接してあげるようにしてください。

今日はこんな記事も読まれています