まだいる。暴言でチームを強くしようとする指導者と保護者の対策方法

まだいる。暴言でチームを強くしようとする指導者と保護者の対策方法
2020年2月7日
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昨年の4月よりJBAより「インティグリティ」といって、ベンチでのマナーを見直すことが日本全国ではじまって、10ヶ月がたちました。その間に、選手である子どもに、バカ、アホ、チビ、きさま、などなどの言葉はNGで、試合中に言うとベンチテクニカルファウルになります。
ベンチマナーについて進んでいる地域によっては、数年前から適応されていたようですが、いまだにこのNG発言をくり返す指導者がいるのが事実です。このような指導者のチームにいる保護者の方へアドバイスと、指導者の方は暴言が出そうになったら、どのように対応していけばいいのか話していきます。

退部する

これは、バスケを辞めるのではなく、暴言をやめない指導者のもとを離れるということで、移籍しようということです。今では、4校制が撤廃されて、小学校のエリアのしばりがなくなったので、基本的には通える範囲で、行きたいチームを選べるようになりました。
今の保護者世代の方々は、〇〇小学校の子は、〇〇クラブにしか入れないという括りがありましたが、それが現在は、なくなっています。暴言をやめない、暴言をやめる気がない指導者の元でバスケをさせると、子どもの脳に悪影響があることが科学的にも証明されています。子どもには、健全に育ってほしいと願うのであれば、いろんなチームの指導者を見てまわり、他のチームに移籍させましょう。

指導者に暴言をやめてもらうように頼む

インティグリティではなく、ミニバスは、良い言葉も悪い言葉も選手の耳に聞こえます。バカとかアホとか本気で子どもに言ったところで、プレーは変わりません。もし変わったとしても、【その試合】だけです。
自分の子どもに、暴言をはかれて試合を観戦している保護者も、楽しいはずがありません。子どもに、バスケを教えてくれて有難い気持ちもあり、強い子に育ってほしいという気持ちもわかりますが、暴言をあびて精神が強くなるということないでしょう。
ここは大人同士、ケンカにならないように指導者に発言の見直しをお願いしてみましょう。そこで受け入れてくれる指導者であれば、様子をみてあげてください。指導者も、一人の人間なので、変わるまでに少し時間がかかります。でも、暴言をやめる気がない指導者であれば、話し合うことは無意味でしょう。

指導者は、暴言をグッとこらえる

頭に血がのぼり「カー」となって言ってしまったなどの言い訳を聞くこともありますが、一回落ち着きましょう。シンプルですが、この方法が一番ベストです。カーとなったのがおさまるまでに、5秒から10秒くらいかかるので、その間は黙りましよう。こんな時代ですから、言ってしまったものは、保護者が撮っている動画にしっかりと残ってしまいますし、いろんなリスクを考えると、何も言わないがベストです。

常に暴言が出る指導者へ

1試合だけでいいので、最初から最後までフルで黙ってみてください。意外と指導者の指示がなくても、子ども達は自分で考えて動きますし、自然と選手同士で会話が始まったりします。特に暴言で目をつけられている方は、「あの人、大人しくなったね」と言われるまで黙って試合を観るのもありかもしれません。

さいごに

ここ最近の研究結果でも、負の発言や汚い言葉は、自分の心も汚れてしまうと言われており、言われた方も言う方も【デメリットしかない】ということがわかってきました。この記事をきっかけにいま一度、自分の発言を見直し、もし暴言ととらえられるような言葉があれば、それをなくす努力していきましょう。
また、暴言は指導者だけではなく保護者の方も、注意してください。「時代が変われば指導も変わる」をつねに頭に入れておきたいですね。そして、今も暴言で子どもにプレーを強制的にやらせている指導者は、これからの時代、通用しなくなりますので、ポジティブ発言や子どもに伝わる言葉を、少しずつ勉強していきましょう。

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