3ヶ月間の休部が、じわじわチームに影響を与えている

3ヶ月間の休部が、じわじわチームに影響を与えている
2020年6月23日
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6月からチームの活動が再開したチームも、そうでないチームも、約3ヶ月間ミニバスが休部していたことで、子どもにおきてしまった変化はたくさんあります。僕も正直、ここまで影響があるとは思っていませんでした。いくつか取り上げたいと思います。

体重の増加

運動できない環境にいたので仕方がありませんが、子どもによっては目に見えてわかるくらい増量してしまっています。練習が再開し、落ち着けば体重も減っていくと考えますが、元の身体に戻すまで時間がかかりそうです。
足、腰に負担がかからない練習をチョイスしていくことが求められますし、無理させることは禁物です。

集中力の低下

人の話を聞けない、治りかけていた多動が再発などです。小学生なので、はじめから集中力は長くは続きませんが、この自粛期間でさらに低下しています。これは、仕方のないことだと考えています。

体力の低下

当たり前ですが、部員全員の体力が急激に落ちたと言っても過言ではありません。僕のチームでもエアコンが効いた施設で、軽い練習をしても「頭がガンガンする」と、体力のある子が言ってきました。バスケで必要な肉体的な体力と、頭の体力への影響は間違いなく出ています。
練習の再開は、早いチームで6月から遅いチームで8月とも聞いています。今までの子どもの体力が、とてつもなく落ちていると考えたうえで練習を行う必要があります。

判断力の低下

いわゆる「物忘れ」というやつです。準備でいうと、だれもモップをかけない、タオルや水分を忘れる子が多発。練習でいうと、攻める方向を間違えるなどなどたくさんありますが、3ヶ月間も「判断」をする機会がなかったので、これも徐々にならしていく必要があると感じました。元に戻るまで様子を見ましょう。

さいごに

とにかく、体重の増加、それ以外は低下していると言っていいでしょう。正直、僕も長く指導者をしていますが、今までの一度もこんなに休みの期間があったことがないので、子どもにおよぼす影響がどの程度までなのか、わかりません。
ただ一つ言えることは、体力も集中力も判断力はすべて低下しており、その原因は「子どもには一切ない」ということです。なので、練習開始の約1ヶ月から3ヶ月くらいはいろんな意味で、大目に見てあげる必要があると考えます。
久しぶりの練習なのに、体力を取り戻そうとキツい練習をすると、この時期は熱中症の原因にもなります。練習メニューを甘くしろというわけではなく、あわてないでじっくり練習をしていきましょうということです。指導者にも、すべてにおいて柔軟な対応ができることが求められますが、一番に子どものことを考えた練習メニューの作成や、いつもとは違う声のかけ方をするように心がけたいですね。

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