たまには、突きはなすことも必要?ミニバスでの子どもの接し方。

たまには、突きはなすことも必要?ミニバスでの子どもの接し方。
2020年3月15日
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ミニバスの指導者は、子どもに愛情を持って、大きなココロで接していこうと、だれもが思っていると思います。とても理想的ですが、これをつづけてもうまくいかないことってありますよね。
いやがらせや、その子がキライということではなく、「成長してもらいたい」という気持ちから、子どもを突きはなすことがありますが、この行為は必要だと考えますか?今回は、僕の突き放すことも必要と考える理由と、その効果についてお話します。

子どもがサボることをおぼえはじめた

サボることをおぼえはじめた子を注意せずに、そのままにしておくと「サボりグセ」というものがついてしまいます。ここで一番問題なのが、サボりグセのある子は、バスケができる子に多いということです。
サボるというのは、バスケではNGですし、サボれるくらいの力をつけてしまったことになります。「サボりはダメ」と伝えてもわかってもらえない場合は、軽く突きはなしても良いでしょう。

壁を乗りこえる力をつけるため

どの選手も、自分でしか乗りこえることのできない「壁」が、出てきます。「試練」ともいいます。この時期は、何をやってもうまくいかないことが多いでしょう。
この場合は、突きはなすというよりかは、何も言わずに様子を見てあげるようにしましょう。大事なのは、指導者が「今、この子は壁にぶつかっている」ことに気づくことです。

試合ができて当たり前と思っている

試合ができて当たり前、試合に出れて当たり前と思っている選手は、審判や指導者、応援している保護者へのタイドが悪くなる場合があります。そんな選手は自分勝手なプレーが増えたり、審判に抗議したりします。
ここでは、試合に出場させないことを突きはなしとします。そうすることで「自分の何がいけなかったか」を自身で考えさせて、気づかせます。小学生のうちは、だいたいの子が気づいてくれます。

反抗期に入った

とくに上級生で、ココロの成長が早い子は、反抗期に入ります。指導者が1番困るやつですね。反抗期に入った子は、なかなか言うことを聞いてくれません。
とにかく、何を言われてもイヤな時期というものが反抗期なので、指示を聞いてくれず、チームにとって悪影響だと感じたら、メンバーからはずして軽く突きはなしましょう。反抗期は、時間がたてば自然となおります。

さいごに

今回は、突きはなすことについてお話しましたが、少し高度なテクニックになるのかなと感じました。1番は、そんなことしなくても良いことが理想ですが、いろんな子どもがいますから、そううまくいかないことの方が多いでしょう。
もちろん、何かあったらすぐに「突きはなす」のではなく、子どものココロの状態をみて判断してください。はじめから、ココロのつながっていない子どもには使えないものでもあるので、指導者の方も子どもたちとのコミュニケーションを忘れないでくださいね。

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