2021年天皇杯、栃木対川崎について思うこと

2021年天皇杯、栃木対川崎について思うこと
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2021年3月13日(土)日本のバスケチームで、NO.1を決める大会である天皇杯が行われた。予選では、福岡第一高校が1回戦で京都産業大学を倒したことを幕開けに、高校生からBリーグまでのチームが参加する、日本バスケ注目の大会といっても過言ではないだろう。

そんな、2021年度の天皇杯を観て感じたこと、考えたことをお話します。(ネタバレ含む)

川崎ブレイブサンダース

篠山選手、藤井選手、辻選手と日本でも有名な選手が在籍しています。今年度の高校ウィンターカップで準優勝した東山高校の米津選手も特別指定選手として、在籍中。超若手からベテランまで幅広い印象。中でも、ニックファジーカスは、日本籍を持つ元外国人選手で、脱力からのスリーポイントやジャンプショットの精度も高く、2019年のバスケワールドカップでは、日本代表にも選ばれていました。

リンク栃木ブレックス

超ベテランの田臥勇太選手をキャプテンとして、ベテランの竹内選手、中堅の比江島選手、若手のテーブス海選手と、こちらもタレントそろいのチーム。2019年12月に日本国籍を取得したライアンロシター選手も、2021年2月現在、日本代表としても選出されている。

と、ザックリとチームの紹介をしてみましたが、僕自身両チームにめっちゃ詳しいというわけではなく、BリーグのYouTubeチャンネルでハイライトを観るレベルですが、決勝のカードとして両チームに共通していることは、日本代表レベルの元外国籍選手の存在です。

Bリーグでは、1クォーターに2名外国籍枠があり、残りの3人は日本人でなければならないというルールがありますが、川崎のニックも栃木のライアン選手も「日本人枠」として試合に出場できるのです。理屈からいうと、「当たり前」なのですが、コート内で試合をするとなると、日本国籍を持った元外国籍選手がいるチームが超絶有利になっているということです。

もちろん、試合のハイライトを観ると日本人選手のスリーポイントの打ち合いとなったのでわけですが、それは決勝の話であって、決勝まで上がる過程で、ルール上なかなか有利であったことは間違いなさそうです。

とはいえ、ニックやライアン以外にも元外国籍で日本代表の選手がいることも事実なので、一概に元外国籍の日本人選手がいるから強いという話をしていますが、それプラス、日本を代表する選手もそろっているか?というところもポイントになると思います。

なので、日本トップクラスの選手が多く、元外国籍選手で日本籍になり、日本代表に選ばれる選手がいるチームが、ルール上、勝ち上がりますよねってことでした。

さいごに

天皇杯決勝戦の試合を解説するというよりかは、なぜこのカードになったのかを考えた時に、このような考えにたどりつきました。かつて、Jリーグでもラモスや、アルシンド、ジーコなどブラジルから日本に来た選手が、日本サッカーを盛り上げてくれたように、Bリーグでは、日本国籍を取った元外国籍の選手が日本のバスケットを底上げして、日本代表の試合でも日本を勝利に導き、日本全体のレベルを上げていってほしいなと思っています。

今回は、有利とかの話になりましたが、元外国籍の選手に負けない日本人選手が、続々と出てきてほしいと願うばかりです。

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