パス&ランはもう古い?パスをしてからできることは、たくさんある。

パス&ランはもう古い?パスをしてからできることは、たくさんある。
2020年5月4日
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昭和のバスケといえば、「パス&ラン」省略して、「パスラン」とも言いますが、今の指導者の多くは、昭和生まれと平成の初めくらいの人だと思いますが、パスしたらランすると、今の時代の子どもたちに教えこんでいませんか?
パスしたら、何も考えずに走ってリングに向かうバスケットスタイルは考え方としては、もう古いのかもしれません。なぜ、パスランが古いのか?パスしたあとにできることは何があるのか、解説します。

パスランのメリット

バスケといえば、コートの中を走り回り点を取ることが大きな醍醐味でもあります。パスしたら、走り込んでリターンパスをもらったらレイアップシュートで得点すると、ベンチも盛り上がりますよね。
特に、体力のあるチームはグルグルまわって、ノーマークになった人ができることもあるので、5人で攻めるという意味では理想的な攻め方であると言っても良いでしょう。

パスランが通用しなくなってきた

パス&ランと聞けば、だれもが選手の時に習ったオフェンスのプレーであると思いますが、「よく決まる」ということや「どこのチームもしてくる」ことから、さすがに対策されるようになりました。
ディフェンスの対策としては、マークマンがパスした後に、下がる。もしくは、カットアウトさせることで、高い確率でリターンパスを止めることができます。また、1、2、3、線をキチっと教える指導者も増えたので、前よりも決まりづらくなってきた印象です。

パスランのデメリット

パスランをした人が、パスを受けて1対1でカットインする味方の進路を、妨害してしまうことがあります。今の時代は、昔の時代よりもいろんなスキルが知られたことで、オフェンスは1対1が主流で、個人スキルが高い子が多いことを考えると、体力を使ってパスランをする意味があるのか?ということにもなります。

パスラン以外の動き

ガードポジションから、パスしたあとの動きとしては、パスランのことをカットインとすると、オフガード、オンガード、ステイ、ダウンスクリーンなどがあります。パスランを先読みされた場合は、その場にとどまるステイで、リターンパスをもらい、シュートを選択することができます。
なので、組み合わせとしてパス&ステイなど、パスしたあとの選択肢がいくつもあることを教えてあげると良いでしょう。
さいごに
今の時代でも、パスランしかやらないチームを見かけますが、パスランだけの一点張りでは、ディフェンスの先読みや対処で、点が入りません。
1対1のスキルが上がった現代と、パスした後に様々な選択肢を選手に教えてあげることで、パスランは、もっと活きてくると考えています。パスランが得意なチームは、ぜひ参考にしてください。

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