ルーズボールとは?ルーズボールの定義をくつがえす話。

ルーズボールとは?ルーズボールの定義をくつがえす話。
2020年5月2日
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試合に勝つためには、ルーズボールに勝つことだ!なんて言う指導者がたくさんいますが、その通りです。ここで、みなさんに質問ですが、「ルーズボールとは具体的にどんなボールのことを指しますか?」
今回は、目からウロコの全国大会常連チームの指導者から聞いた、ルーズボールの概念を話していきます。

ルーズボールとは、リバウンドのこと

そもそもルーズボールとは、バスケ界の中では「どちらも保持していないボール」のことを指すので、リングに当たってハズれたボールを、みなさんはルーズボールであると考えていると思います。
このボールを取れるか取れないかで、大きく勝敗にも関わってきますし、このボールを取るために「ブロックアウト」をふくめた、ボールを取るための努力をしているわけです。

ルーズボールとは、転がったボールのこと

転がっているということは、どちらのチームも保持していない状態にあるボールを指しますが、このボールを取ってオフェンスの回数を増やして、点につなげたいのがバスケットです。
人気マンガのスラムダンクでも、桜木花道はルーズボールに飛び込んで、読者を感動させてくれました。ルーズボールは、バスケットのダイゴミでもあります。

ルーズボールの定義を確認しよう

ルーズボールといえば、「リバウンド」と「転がったボール」の二つだけだろうと考えてる人も多いのではないでしょうか?僕も前までそうでした。ここから、一気にガイネンをくつがえします。

ドリブルもルーズボールである

僕の知り合いに、県大会常連、全国大会出場の経験のある指導者が「ドリブルもルーズボールだ」と言うのです。いやいや、ボール保持してますやん!と言いたいところですが、その方が言うには、ドリブルは手からボールが離れて、手元に戻ってくるが、その間もルーズなボールだと言うのです。
なので、「それも取るんだ!」という考え方なのですが、ルーズボール=頑張った方が取れるものであれば、ドリブルをルーズボールと考えると、「頑張れば取れるもの」という意味では同じであり、選手にも「ドリブルのカットをねらいなさい」と指示するよりも、「ドリブル=ルーズボール」と考え方を変えさせるだけで、ボールを取る回数が、かなり増えるというわけです。
ちょっと深いところまで話しをしてしまいましたが、まとめると「ドリブルをルーズボール」と選手がとらえることで、ドリブルを取るのも頑張れる選手になり、ディフェンスレベルも自然とアップするということです。

あくまでも参考に

これは、「確かに」と思う部分もあれば、そうでない部分もあると思います。ただ、考え方としては「あり」で、選手にそう伝えることで、ディフェンスのときに、ボールをうばう回数が増えて、結果的に勝利につながるのであれば、ルーズボールの概念を根本からくつがえすのも、「アイデアの一つ」であると考えます。

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