「うちの子、叩いていいので」をいう親は要注意

「うちの子、叩いていいので」をいう親は要注意
2020年2月15日
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指導者の方は、一度は言われたことがあるのではないでしょうか。
「うちの子が悪いことしたら、叩いてしまって構わないので。昔は、当たり前でしたもんね。自分もバシバシやられてましたよ」みたいな感じです。
この親の子ども、絶対叩いてはいけません。訴えられます。では、「うちの子、叩いていいので」の裏を考えていきましょう。
 

《親が日常的に体罰をしている》

親もやってるし、指導者もやっていいですよという考えの人もいます。だれにもメリットがありません。絶対にやめましょう。
 

《子どもに体罰をしたことがない》

実は、親が一度も体罰をしたことがないのに指導者はやっていいですよという親が、たまにいます。
どういうことかというと、教育には体罰も必要と思っているが、我が子は可愛くて叩けないし、子どもに嫌われてしまうのが怖いという親がいるということです。
なので、代わりに叩いてくださいということです。ビックリするような話ですが、実在します。
 

《本当にあった話》

強いチームになると遠征などで、電車や飛行機で他県に行くこともあると思いますが、その遠征先で、知ってるチームがいないからかベンチで体罰をして、対戦相手のチームの保護者がそれを動画におさめ、後日、その県のバスケットボール協会に動画が送られ、指導者を辞めさせられた。なんて例もあります。
ミニバス関係者の方なら、わかると思いますが、今は保護者席だけにかかわらず、スマホやタブレット、ビデオカメラで常に動画を撮影している状態にあります。
ベンチにいる時も審判の時も「誰かが動画を撮っている」状態であるというわけです。指導者は、常にミニバスに携わる保護者に見られており、いろんな角度から動画で撮られてるということです。
だから、叩くなではなく、叩くという発想をなくしましょう。
 

《暴力の痛みで、人は覚えるは間違い》

現代の親は、学生の頃に体罰を一度は経験したことがあるでしょう。
しかし、考えてみてください。それは、あなたにとって良い思い出になっていますか?叩かれたり、蹴られたりした時の痛みは忘れないし、やられている時の光景も忘れられないと思います。
これが、繰り返し行われるとトラウマになり、自分の言いたいことが言えなくなったり、暴力されないためには、どうしたら良いかと考える子どもになってしまいます。
バスケで言えば、シュート外すと叩かれ、ミスをすると胸ぐらを掴まれる果たして、指導者のこういった行動は指導と言えるのでしょうか。
これからの時代、言葉でわからせることができない人は、指導者と呼べないでしょう。
 
現代のバスケの指導では、暴力、体罰、暴言に対しては非常に厳しくなっており、絶対禁止となっています。
もし一瞬の感情で手が出たとしても、最終的にはバスケットボール協会から永久追放される形になっています。
では、現代では「どこまでが体罰で、どこまでが暴言になるの?」という話になってきますので、バスケットあるあるの体罰や暴言のもっと詳しくを、またの機会にご紹介したいと思います。

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