指導歴が長いのに、結果が出ない指導者の特徴

指導歴が長いのに、結果が出ない指導者の特徴
2020年2月3日
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指導歴は数十年以上、僕が知ってる中でも20年以上ミニバスで指導者をしてるという人がいますが、毎年チームのレベルは中の下程度。ベンチマナーも見直される中、大きな声で怒鳴り、昭和時代の指導をツラぬいてる人がまれにいますが、彼らは一体何が目的なのでしょうか?特徴とあわせて考察していきます。

ベテランという優越感が心地よいだけ

指導歴が長くなると、次々と新しい指導者が出てきます。そうなると、新しい指導者は、新人というあつかいになり、ベテランの人に支えられながらチームと成長していく形が理想的なのですが、会社の仕組みと一緒でシニア世代の方は、その人を勝手に後輩と呼び、ガチガチのタテ社会で生きてきた経験から、新人に対する態度が、かなりの上から目線になります。
長く指導者をしていると、次からつぎへと新人コーチが入り後輩という存在ができ、優越感にヒタっているという印象を受けます。また、そういった考え方の人は、プライベートでの友人がおらず、ミニバスという小さな世界で【御山の大将】となっていくのです。

子どもに教える力が、身についていない

長年指導者をしていれば、指導力というものが自然とついていきます。もちろん、選手に勝たせてあげたいとか、チームを強くしたいという気持ちがないと、指導力は上がりませんが、残念ながら指導歴は長いものの、指導力が全くないという方は、こういった考え方を持っていません。
ボランティアで、地域にコウケンするためにやってるようですが、指導というものが【趣味】のレベルで、子どものためではなく、自分の満足のためにしている方もいて、半分ありがたく半分は迷惑という、微妙な立ち位置になっています。それが、本当に子どものためになっているか?と思うと、見ていて疑問に思うこともよくあります。

バスケの勉強を全然していない

ミニバスは、指導者の声かけで試合の結果が大きく左右されます。特に試合中でもベンチからコートの選手に指示を出せたり、話したりすることができるので、野球やサッカーやラグビーなどの団体競技と違って、いつでも指導者からプレーヤーに、直接声を届けられます。
その言動は、試合を観戦している人はもちろんですが、対戦中の相手ベンチの指導者にも、丸聞こえ&丸見えいうことになります。その状態で、よくよく指示を聞いてみたところ「動けよ!」とか「なんでルーズボールが取れないんだ」など、抽象的で問いつめてもどうにもならないことしか言っていないことに気がつきました。
これは指示でも指導でもなく、命令と怒りをぶつけてるだけだと感じます。こんな声を聞いて、大きな声で叫び、ゲキを飛ばして選手を動かすのが、昔のベンチだったと考えるとと悲しくなります。

時代の流れについて来れていない

過去にもお話しましたが、ミニバスは毎年のようにルールが変わるスポーツです。最近では、ゼロステップが入ってきました。このようにルールが変わる中で、時代の変化について来れていない印象を受けます。
歳を取ると頭がカタくなるというのは、このことで、昔のバスケを今の子どもたちにもさせてようとしているように感じたりもします。時は流れ、バスケもどんどん進化していく中、過去に通用していたことにシバられ、変化に対応できないと、教えられる子ども達は、さきざき困ることになるでしょう。

体罰や暴言を中心に指導してきた

僕が現役のころもそうでしたが、体罰は存在し、親からも「叩かれるあなたが悪い」という時代に育ちました。激しいバセイをあびせられたこともありましたし、それが当たり前の時代でした。
その時代に指導者としていた方々は、今の体罰なし暴言なしのやり方について来れていないように感じています。論理的に説明ができず、感情論だけでバスケを指導してきたのでしょう。
メンタリティ(精神面)というものは、どのスポーツにおいても必要ですが、現代の子どもにメンタルを語っても、なかなかヒビかない中、指導のやり方を変えていかないと、子どもを成長させることは、不可能でしょう。

まとめ

以上が、指導歴は長いのに結果を出せない指導者の特徴でした。時代が変われば指導も変わることと、歳を重ねても常に勉強する姿勢を持ち、指導方法や考え方をアップデートできる指導者でありたいですね。

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