他チームの指導者が、あなたを一人前の指導者として認める条件四つ

他チームの指導者が、あなたを一人前の指導者として認める条件四つ
2020年5月22日
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今回は、あなたがチームの子どもや保護者、他チームの指導者や保護者から一人前の「ミニバスの指導者」と認められるための条件をお話しします。

①結果を残し続ける

近年、上級生が多いチームが強く、少ないチームはなかなか勝ち上がれないようなミニバス事情になっていますが、どんなメンバーであろうが、毎年上位に食いこんだり、6年生がいなくても、勝たせてあげられる指導者は、良い指導ができていると言っていいでしょう。
現代は、少子化や習い事が増えたこともあって、地域によっては部員が試合成立ギリギリの人数しかいないチームもありますが、上級生が少ない、部員が少ないなどの理由があっても、結果を出せる指導者は、評価が高いですし、一目おかれます。

②ベンチでの発言、振る舞い

正直、いてもいなくても試合の結果が変わらないんじゃない?と思ってしまう指導者もいますが、他チームの指導者にそう思われているようでは、まだまだです。
本人に言うはずもありませんが、半年ぶりに会ったり、一年ぶりに会っても相変わらずのベンチワークであれば、相手にされないでしょう。バスケを勉強しているか、していないか、見たらすぐにわかります。

③大会に参加する姿勢

これは、大会は参加費は支払っていますが、主催してくれる人のおかげで、子どもたちが試合ができる環境を作ってもらっているという感覚を、参加するチームの指導者が持っているかの話です。
ちょっと強いからといって「大会に参加してあげている」的なチームは、すぐにわかりますし、試合外のときの態度にも出ます。強い=エライでもなく、強い=ゲストではないので、そこをはき違えてしまうと、指導者もチームの評価も確実に下がります。

④あなたが、指導者をはじめたあとに入部した子を育てられているか

これをわかっていない指導者って、すごく多い気がします。前の指導者が退任するから引き継いで、その選手たちが結果を残せるのは、前任の指導者のおかげさまさまです。
なので、引き継いで1年目から3年目くらいまで強くて良い選手がたくさんいても、時間とともにチームのレベル(バスケのうまさだけではなく)が下がってしまえば、あなたは指導者として評価されません。
あなたが、指導者をはじめた後に入ってきた子がどれだけの選手になるか、どれだけのチームになれるかを、他チームの指導者は見ています。今、結果を出しているから指導力があるとは、まだまだ言えないということです。

さいごに

ちょっと厳しい話もしましたが、ミニバスの指導者として認められることって、とても大変なことだと考えます。僕も、はじめたてのころは、我ながら相手にされなくても仕方がないような指導者でした。
遠征先では、知らない指導者に怒られたり、地元のチームの指導者も、何回会っても無視されていました。当時の自分を振り返ると、それくらいの指導者だったと思えますし、ミニバスのことをもっと勉強して、選手である子どもに寄りそって、それを継続して、徐々に結果も出て、まわりの指導者から【少しは】認められたんじゃないかな?と感じています。
長く指導者をしている方は、自チームのことだけでなく他チームの子どものことも考えてくれています。【自分は良い指導者で、だれからも認められている」という感覚を捨てて、「自分は指導者として、まだまだだから、もっと勉強しなければ」という意識でいられる人が、だれからも認められる指導者になれのではないかと考えています。

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