試合の時に、指導者がいない時の方が強いチームの真実。

試合の時に、指導者がいない時の方が強いチームの真実。
2020年6月13日
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土曜日に試合がある時に、急遽仕事になり試合のベンチに入ることのできない指導者がたまにいますね。選手は、指導者の声かけ次第で良くも悪くもなりますが、指導者がいる時と、いない時でチームの雰囲気が大きく変わると感じています。実際に、指導者がいない方が動きが良くなる選手もいることの事実と、なぜそうなるのかも解説します。

能力は高い選手が多いのに負けこす

能力も高く、全員が平均レベルでオフェンスもディフェンスもできるのに安定して勝てないチームがありますが、不思議でたまりません。そんなチームが負ける理由の90%以上は指導者にあると考えています。

指導者が選手の良いところを消している場合がある

僕のチームと対戦しているときに、「ここで、こうされたらお手上げ」といつも思っているのに、突然「止まれ!」と言ったり、攻めていいシーンでも「シュートはまだ!もっとパスをまわせ」と指示を出し、選手のやりたいことを止める指導者がいますが、選手にとっては、かなりのストレスでしょう。
「待て!うつな!」と言って、うったシュートが入った後も「うつなと言ったよな?」と、点を取ったことへの発言はなく、指示を無視したことについて問いつめています。もちろん、指示を無視することはよくないですが、1試合を通して2、3回で終わる話ではないのです。
僕としては、「うてると選手が判断したからシュートしたんだろうし、それが決まっているのに何の不満があるのか?」と考えてしまいますが、結局は自分の指示を聞かなかった選手に腹が立つのだろうな。と思いました。

いない方がノビノビやれていて強い

そんなチームは、指導者が不在の時の方がノビノビしていて強敵です。いつもは10点以上差をつけて勝てるのに、選手たちの判断でバスケをされると「野生に放たれた動物」のように、自由に楽しくやってくるので逆に手強い相手になります。

あまり口を出さないこと

もちろん、指導者がいないと試合は成立しないことが多いのでしょうが、いることで選手の良いところをつぶしてしまっては、本末転倒です。そんなチームをみて、「やはり指導者は、あれこれ口を出さない方が良い」ことがわかりましたし、指導者は「選手が困ったとき」「うまくいっていないとき」に声をかけるくらいがちょうど良いのかな、と思いました。

さいごに

いくら小学生であっても、すべて大人がいないとできないなんてことはないので、指導者は試合の時の選手の判断を、信じることができるかが重要だと考えます。特にバスケは、ベンチの声がよく聞こえるため、選手は指導者に左右されることが多いです。
指導者は、「自分のやりたいバスケ」を選手にやらせるのではなく、「選手たちがやりたいバスケ」をやらせるべきだし、どちらにしても良い方向にみちびいてやるのが指導者の役割であることを、改めて感じました。子どもたちから、「コーチがいてくれて良かった」と言ってもらえるような指導者になりたいですね。

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