バスケを指導するにあたって、指導者で教え方が違うのも納得できるのは、左サイドのレイアップを左手で打つか、右手で打つかでも人によって、意見が分かれるからです。僕の個人的な意見もまじえて、話したいと思います。
左サイドのレイアップは、必ず左手で打つ
これが絶対という指導者もいるでしょうが、僕は「確実に決まる方で打つ」と教えています。なので、日本人は約8.9割の子が右利きなので、ほとんどの子が右手で打つことになります。中には、左手で打つことに抵抗や違和感がない子もいるので、絶対に入れば右利きでも左手で打って構わないと考えます。
大事なのはリングにボールが入らないと点にならないということ
ボールがリングに入らないと点にならないのです。なので、コントロールという観点からみると、確実に利き手で打つことが好ましいでしょう。
左サイドの左手のウソ
もちろん、右利きの子が左手を自由自在に使えるに越したことはありませんが、これはミニバスの期間で体得するには、相当な練習量が必要です。ドリブルやパスなどは、なんとかなりますが、シュートだけはコントロール(力加減)も重要です。
しかし、ミニバスをしている子たちは、中学生や高校生に比べて吸収も速いので、この時期から利き腕ではない手を、自由自在に使える練習をするのも良いことと考えます。
左サイド左手でレイアップはブロックされやすい
これは、レイアップのリリースポイントにもよるのですが、ブロックショットができる選手は、内側にえぐられない分、右手よりも左手で打たれた方がブロックしやすいと考えます。左サイドから右手だと脇の下をすり抜けることもできますからね。
左手を矯正させる日本の文化
考え方としては、今まので日本という国が、左手で書道はできないから、右手に矯正させてまでやらせるという真面目な国だったので、左サイドなら左手でレイアップさせるのもなんとなくうなずけますが、それは昭和の時代の話です。左利きの子は右脳をよく使うためクリエイティブな子が多く、天才肌の子も多いため、矯正させる必要はないと考えています。
まとめ
NBAのスター選手も、動画などで観てもらえればわかりますが、自分の得意なシュートもパスも、フィニィッシュは9割以上が【利き手】であるというところから考えても、右サイド、左サイド関係なく、コントロールの一番効く方の手で、良いプレーができるように、練習して欲しいと思います。