ミニバスとマスクの弊害

ミニバスとマスクの弊害
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2022年1月、マスクをつけ始めてから、早2年がたとうとしていますが、マスクをつけることで起きるバスケットの弊害を3つご紹介します。

①必要な酸素を取り込めない

特に選手になりますが、ベンチでマスクをつけている指導者や保護者の方も対象です。そもそも人の身体は、酸素なしでは動けません。昔は、マスクをつけてトレーニングするという手法もありましたが、最近ではマスクを外すという選択ができません。
よく「酸欠(さんけつ)」という言葉を聞きますが、マスクが酸素の吸収をさまたげてしまうため、コートを走り回る選手たちやベンチで声を出す指導者は、以前よりも酸欠状態です。
酸素が不足すると、いきなりフラーっとしたり頭の回転が遅くなったりするため、判断が大事なバスケでマスクをつけてプレイするというのは、バスケットのクォリティを下げる要因になりかねないと考えます。

②選手に指示が通らない

元々、試合中と練習中の指導者の声は、小学生のような賢く順応の早い年代だと、口の動かし方で、何と言っているのか判断している選手も少なからずいると考えています。
マスクで口の動きが見えなくなり、なんと話しているかわからなくなったり、そもそもマスク越しに声を出すので、声がこれまでのように通らず、選手に指示が通らなくなることが増えたような気がします。

③子どもや保護者の顔が覚えられない

ミニバスは、たくさんの指導者、たくさんの保護者、大会関係者で成り立っていますが、マスクの状態だとまともに顔も見れないため、目元や髪型や体型などで誰かを判断しないといけなくなりました。
今年関わった保護者のはずなのに、マスクを取ったら誰がわからないなんて今まででは考えられませんでしたが、目から入ってくる情報が少ないため、それが起きてしまっています。
知り合いの他チームのOB保護者の方なんかは、コロナ自粛もあって久しぶりに会うっていうのと、目元しか見えなくなってしまったことで「コーチ、久しぶりでーす」って声をかけられても内心は「この保護者は、だれだったかな?」となってしまいます。とりあえず、「お久しぶりです。お元気でしたか?」とごまかすことも増えました。本当に申し訳ない話ですが、複数回の自粛とマスクのせいで、記憶と顔認証も曖昧になります。
こんな時期だから、「マスク取って顔を見せて欲しい」とも言えないですし…顔は全部見せてもらわないと、誰が誰なのかわからないことが多いです。

さいごに

最近では、試合中にマスクを着用するチームも出てきましたが、個人的には違う意味で危険ではないかと思います。それでも、高校の強豪校が試合にマスクを着けていると言われればそれまでですが、選手の表情も一切見えないのはとても残念です。
言われてみれば、マスクをして試合をしているのはバスケットくらいでしょうか?今後、JBAがマスクを着用して練習をしましょうなんて指示が降りてきたら、もう大変です。
2022年1月現在、各都道府県で蔓延防止措置が取られそうですが、感染対策がこれ以上エスカレートしないように、そして早くコロナが終息することを願ってやみません。

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