要注意。3回目の緊急事態宣言で子どもに起こる変化

要注意。3回目の緊急事態宣言で子どもに起こる変化
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3回目の緊急事態宣言で起きた子どもの変化を観察した結果、3つのことに気づいたので、その事実と対策を紹介します。

太る

放課後の体育館が使えず、グランドも公園も使えないなどの理由で、カラダを動かす場所を失った子どもたちは、運動量は減っても食事の量は減りません。

また、親の仕事の都合で家から全く出られない子もいるため、どんどん太っていきます。指導者も保護者も、子どもに「太ったね」などカラダのことについての発言は、今回は特に気をつけた方が良さそうです。というよりも、控えた方が良いです。

集中力の低下

ミニバスで練習がてきない環境なので、頭をつかう機会やカラダを動かす機会も減り、話を聞くことや自分で考える力が低下しています。肌感覚では、僕のチームでも7・8割の子は、そのような傾向にあります。

カラダを動かすことで、頭の回転が良くなることや、生活にリズムが出ると言われていますが、本当にそうだなと今回の自粛で実感しているところです。

しかしながら、このような状況であるため子どもに注意をするのも、なかなか難しいと感じています。ダメなことはダメとハッキリ伝えるべきなのでしょうが、子どもたちのストレスのハケ口がないため、言葉を選びます。

精神的に病む

僕のチームでも、1年生から5年間ミニバスを続けている6年生の子どもが、緊急事態宣言3回目となって、さすがに少しだけ沈んでしまいました。いつも元気なムードメーカーで、大人では手がつけられない子でも、突然に自分がやりたいことが、できたりできなかったりをくり返す環境になると心の病気になることがわかりました。

心配になって、ちょこっと会いに行ってみると、元気を取り戻していました。ミニバスでは、指導者の影響が非常に大きいと思うので、所属している部員の子どもが精神的に大変な時は、電話や直接会いに行くなどしてあげてください。

さいごに

ミニバスでも、手洗い、マスク、ベンチの消毒、3密回避などを徹底的に行っていました。緊急事態宣言で、学校のグランドや放課後の体育館が使えない理由を具体的に教えてほしいのですが、「どこも使えないから仕方ない」としか言えないことが、バスケをやらせてあげたい大人からすると、本当にツラいと思います。

また、都道府県によっては練習ができるところと、できないところで分かれているようですが、小学生という人生で一番頭がやわらかく心もカラダも成長する時期に、思い切りバスケをさせてあげられないのは、子どもたちにとって大きな損失であると考えています。

緊急事態宣言が延長になって、この1年間さらにバスケをやれる期間も短くなるし、練習ができない時間も長くなるので、6月21日になったら惜しみなく子どもたちに、バスケができる環境を、僕たち大人が作ってあげなければならないと感じた今日この頃でした。

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