けっこう気になる?ミニバス審判の裏話。

けっこう気になる?ミニバス審判の裏話。
2020年3月23日
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今回は、ミニバス審判の裏話を書いていこうと思います。スポーツで欠かせない審判ですが、バスケットはルールが非常に多く、一つの笛で流れが変わることもあるので、試合をするにあたって、審判は重要な役割を担います。
指導者のほとんどが審判をしていますが、僕の経験も含めて審判の裏話をしたいと思います。

まずは、審判同士ワッペンを見てランクを確認

審判にはランクがあります。約4年前までは、県公認審判と日本公認審判(A級、AA級)と分かれていましたが、県公認審判が他県では公認されていないことや、日本公認の中でも、審判のレベルに差があったこと、Bリーグが創設されたことをきっかけに、E級、D級、C 級、B級、A級、S級と全国で統一されました。

※JBAホームページから引用
現在は、練習試合などをのぞいてカップ戦や公式戦ではワッペンの付けることが、当たり前になっているので、試合が始まる前に相方のランクを見てレベルを判断することが多いです。
ランクは別として、人としてレベルの低い審判の方は、ランクだけを見て「自分が上」と思い、偉そうな態度で話しかけてくるので注意が必要です。正直、C級ライセンスを取得することはそこまで難しいことではないので、めっちゃできるC級と、なんちゃってC級で分類されたりします。

今のJBAの制度がイヤで、資格返上する人もいる

元々日本公認審判として活躍していた方も、JBAの目まぐるしく変わる審判制度、更新システムなどに疑問を持つ方が、ランクを落として審判をしていることがあります。意外に、地区のお偉いさんだったりすることもあるので、ランクだけを見て審判を判断するのはやめた方が良いでしょう。

更新を忘れて降格

ここ数年で、審判を更新する際にB級では体力テストと、筆記テスト(2択)が行われていますが、自チームの大事な試合とかさなったり、メールや案内の確認不足などでテストを受けられず、自動的に降格している人もいます。

更新料が高い

できる審判ほど、更新料が高くなるシステムになっています。B級は8.000円、C級は6.000円、D級は4.000円だったと思います。できる人ほど損するシステムになってます。不思議ですね。

審判の謝礼相場

最近の審判の謝礼相場は、1試合なんと1.000円です。基本的には、高体連、中体連、U12で統一されており、ランクで金額は左右されません。野球やサッカーの相場は3.000円なので、バスケの審判だけ安すぎる印象です。
これだけが原因ではありませんが、バスケの審判は、コーチや保護者から試合中にヤジを飛ばされたり、コートがせまいこともあり、観客の声もよく聞こえるので、精神的にもやられます。やりたがらない人が増えている現状です。

さいごに

ざっくりと裏話をしましたが、問題だらけの審判システムであることは間違いないでしょう。僕としては、基本的にバスケの試合は休日の土日にあるものですし、審判がいないと試合は成立しないので、もっと審判をやりたいという人を、増やす必要があると考えます。
現在の制度では、更新の面倒くささや、できる人ほど更新料が高い、1試合当たりの審判代が安すぎることを考えると、今後もバスケの審判をやる人がどんどん減っていくのではないかと考えています。
どのスポーツでも「プレーヤーズファースト」と声を大にしていますが、審判がいないと試合はできないですからね。今後のJBAの審判システムを、より良いものにしていって欲しいと切に願います。

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