子どもにも筋トレは必要か?

子どもにも筋トレは必要か?
2020年2月6日
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シュートが届かない。ボールがキャッチできない。とパワー面で悩んでいる指導者や保護者の方も少なくありません。今回は、子どもの筋トレはどこまでやっていいのか?そもそも筋トレ自体やってもいいのか、注意点を含めてお話しします。
 

筋トレはやっていい。ただし

筋トレはやっていいです。ただし、自重トレーニングをやってください。自重トレーニングというのは腕立て伏せ、腹筋など器具を使わないトレーニングのことです。
腕立て伏せをすれば、胸の筋肉である大胸筋がつくので、ボールを遠くまで飛ばしたり、速いパスを出せるようになるでしょう。腹筋は、いろんな動きに必要な筋肉なので、鍛えればパフォーマンスも上がるでしょう。
 

なぜ器具を使ってはダメか

器具は、ベンチプレスやスクワットなどで使いますが、ガタイの良い小学生であればやってもいいような気もしますが、小学生は成長期中でもあるので、骨よりも先に筋肉を鍛えてしまうと身長が止まってしまうというリスクがあります。
これは、いろんな論文で筋トレは問題ない身長は止まらないって人と、筋トレすると身長が止まるって人で意見は分かれるようですが、僕が指導者として、中学のチームでウエイトトレーニングを取り入れたチームの子ども達を高校まで追った時に、身長が全く伸びなかったという例があることを考えるとオススメできません。
身長は、大人になって伸ばせるものではありませんし、小学生、中学生で器具を使ったトレーニングは避けた方が良いという判断になりました。僕の場合は、小学生と中学生の頃は、自重トレーニングのみで、高校では週3回のウエイトトレーニングをしていましたが、身長は伸びましたし、高い方だと思います。
バスケットは、サッカーやラグビーなどに比べて接触の少ない球技ですが、ゴールに近づくほど接触の回数が増えるため、当たりにも強い選手になるべきだと僕は考えます。
最近の子どもは、昔と違い、家でゲームをしたりYouTubeを見て過ごすことが多いようです。もちろん全ての子に当てはまりませんが、接触を嫌がってはバスケはできませんし、当たり負けしない身体作りも非常に大事だと感じています。
やはり、バスケは全身を使うスポーツなので、練習時でも、自宅でもライバルと差をつけるなら自重のトレーニングをお勧めします。
では、現代どこのチームでも取り入れているであろう体幹トレーニングは、やっても身長は伸びるの?問題ないの?と質問が飛んできそうなので、次の回でお話ししたいと思います。

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