ミニバスコーチが、JBAのコーチライセンスを取った時の体験談。

ミニバスコーチが、JBAのコーチライセンスを取った時の体験談。
2020年2月26日
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ミニバスでは、公式戦時にコーチライセンスを持っていないと、ベンチに入ることができないというルールがあります。どうやって取得するか、コーチライセンスについてどう思っているか話していきます。

1日の講習会を受ければ取得できた

コーチライセンスは、全国共通のものであり基本的には年更新ですが、一番下のランクの【E級ライセンス】は、9時から17時までの1日講習を受ければ、取得できました。※現在はeラーニングから取得できます。

テストがない

僕が取得したのは、JBA(日本バスケットボール協会)が、コーチライセンスがないと、ベンチに入れませんという案内を受けた6.7年前になります。講習を受けた最後にテストはなかったので、簡単に取得できました。
JBAのページを確認したところ、2019年度よりE級ライセンスはeラーニング(ネットから受講)で取得できるようになっています。指導したことがない方でも、手軽に資格取得できるということですね。

指導する資格ではなく、ベンチに入るための資格

講習会では、バスケットボールの歴史から講義がありました。大変申し訳ないですが、お世辞でも楽しいものではありませんでした。ただ、ライセンスがないと公式戦のベンチに入れないということで、仕方なく取りに行った感じです。持っていなくても、指導はできますが、ベンチに入れないのでしぶしぶでした。

ミニバスの全国大会からは、D級ライセンスが必要

全国大会に出場するチームの指導者は、D級以上のライセンスが必要です。約2日間の受講で取得できます。全国大会を狙っているチームや、これから狙う指導者の方は、D級まで取っておくと良いでしょう。
※指導者がD級を持っていなくて、2位のチームが繰り上がりで全国大会出場となったケースもあります。

コーチライセンスについて思うこと

コーチライセンスにはE.D.C.B.A.S級までありますが、必ずしもランクが高いライセンスを持っている人が、指導力があるというわけではありません。A級やS級のライセンスを持っている方は、すごいと思います。
ただ、今の日本の制度が「ここまでの結果を残したことがある人がA級」という評価基準ではなく、「これだけの講義を受けてきて、たくさん勉強してきたからA級」という評価基準なのです。
誰でも取れると言ってるわけではありません。これまでに残してきて成果とは関係なく、時間をかけて講習会をコツコツ受けてれば、高いランクの資格取得ができるのです。

さいごに

今回、コーチライセンスについてお話してきましたが、ランクの高いライセンスを持ってる指導者が必ずしも良いというわけではなく、常に結果を残すことができる指導者が「指導者としてすぐれている」ということ僕は言いたいです。
ミニバスは、毎年のようにルールも変わりますし、バスケを始めたばかりの子どもに指導をするわけですから、結果を残すということは容易ではありません。
特に、バスケを真剣に勉強していて、長く現場に立ち続けている指導者の方で、毎年のように上の大会にチームを出場させる人は、指導者からみて、本当にすごい指導者と言えます。保護者の方々も、【ランクだけ】で指導者を見てしまわないように、気をつけましょう。

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