子どもを集めて話をしている指導者の話を聞くと、いろいろ勉強になる

子どもを集めて話をしている指導者の話を聞くと、いろいろ勉強になる
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他チームと合同練習したり、試合が終わったあとに、他チームの指導者から自チームの子どもに対してアドバイスをしてもらうことがしばしばありますが、みなさんはどんな話をしているか聞いたことがありますか?
今回は、他チームの指導者が子どもを集めて話をしているのを、子どもたちと一緒に聞いて、僕自身が気づいたことや、勉強になるなーと思ったことをお話します。

良いこと言ってたら、マネする

「その発想は自分にはなかった」と思えるような話をする指導者は、今までにたくさんいました。選手一人ひとり個性があるように、指導者にも一人ひとりに色があり、自分とは違う目線でバスケをとらえている人の話を聞くと、とても勉強になります。その中で、「これは子どもに響くな」という言葉があれば、マネをして自チームの子どもに話す時に使います。

知らない日本語が出てくる

指導者も、できるだけ子どもにわかりやすいように話をしていますが、「その日本語はまだ小学生にはわからないだろう」と思う言葉や、大人でも理解できない日本語を使っている指導者もいます。
またバスケは、英語をたくさん使うスポーツなので「トランディジョンからのピックアップ」など、横文字が続いてしまうと、マジメに聞いてる子でも言っている意味を理解できないだろうと感じましたし、理解できても上級生までだと感じています。

主語がなくてわからない

「強いパスがきたら、どうする?」と子どもに問いかける指導者を見たことがありますが、「いつ」「どんな場面で」などの言葉が抜けており、子どもにとっては答えられない質問になります。主語がなくてわかりにくい話をする指導者は、割と多いと感じています。
僕も、たまに自分が話したことを録音して聴いたりしていますが、何を伝えたかったのかがわからない話をしてしまったと反省することがあります。そんな時は、だいたい主語がないことが多いです。

同じことをくり返す

「その言葉、さっきも言った」と子どもからツッコミが入るくらいクドクドと同じ言葉をくり返す指導者もいます。これは、大人のみなさんも大人同士の会話の中でもよくある話ではないでしょうか。
同じ言葉をくり返し言われると、子どもは全体的に退屈そうな素ぶりを見せはじめるので、子どもが退屈そうにしていた時は、「自分の話が伝わっていない」「同じことをくり返している」「言ってる意味がわからない」と思ってください。

さいごに

結局、何を伝えたかったかわからないまま集合させていることもあるので、大人が聞いてもわからないことを、子どもは理解できませんし、とりあえず集合して指導者が話をして帰るという流れのチームが多いですが、とくに話すことがない時は、タイムアウトの45秒くらいで話を伝え終わるようにすると良いでしょう。

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