勝ち進んでいくほど、体育館は広くなるということは?何がおこる?

勝ち進んでいくほど、体育館は広くなるということは?何がおこる?
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全国大会や、都道府県大会を目指すチームであれば、アリーナと呼ばれる大きな体育館で試合をして、勝ち上がることが必須になります。
今回は、勝ち進んで行き、大きな体育館で試合をすると、どんなことがおきてしまうのか解説していきます。

指導者の声が聞こえづらくなる

大きな体育館になると、指導者の声は、たくさんの声援や体育館の広さによって、かき消されてしまいます。なので、普段の試合から、指導者の【言われた通り】に動いて勝利しているチームは、ここぞというときの判断ができずに苦戦するでしょう。
セットプレーや、チームメイトとの会話なども、練習試合やふだんの練習から自然にできるように、チームづくりをしておきたいですね。

保護者の応援も聞こえない

保護者の「ナイスシュート!」「ナイスプレー!」などの声は、選手をはげまして、キツい時も【頑張ろう】とエネルギーになるものですが、この声も体育館の広さから、選手には聞こえない場合があります。
あとは、舞台が大きくなればなるほど緊張してしまう子どももいるので、その影響で聞こえない場合もあります。

逆コートの笛が聞こえてしまう

大きな体育館で試合をしているということは、2面以上のコートがあると考えて良いでしょう。そうなると、隣でやっている試合の審判の笛が、必ず聞こえてきます。
審判も、体育館が広いため、いつもより強めに笛を鳴らすので、ドリブル中に急に止まってしまう選手も出てきます。ここは、「慣れ」もあるので、「笛がなってもプレーを続ける」くらいの意識を持って、選手がプレーする必要がありますね。

コートが広い

体育館が広いということは、コートは大人の広さだということです。もちろん、エンドラインは短くするのですが、サイドラインはそのままの場合が多いですし、地域によってはふだんの練習試合は、ミニバスのコート規定ギリギリでやっているチームもあるので、体力的にもキツいでしょう。
また、前記事でも書いた「コミッショナー」がいるので、2線、3線の位置がビミョウに変わるため、ハタが上がったり、ディフェンスのヘルプやカバーの感覚も、いつもと変わってきます。毎年勝ち上がるチームの指導者は、大会前に必ずその体育館に行って、広さとカバー位置を確認をしているという話も、聞いたことがあります。

さいごに

地区予選から大きな体育館で試合することもありますが、舞台が大きくなるほど、立派な体育館で試合ができるようになり、快適でありがたいのですが、試合をする上では、子どもたちにとっては、慣れない環境になるので、事前に話しておくことや「場慣れ」も必要なのかなと考えます。
どちらにしても、いつも指導者の指示で子どもが動かして勝ち上がるチームは、大きな体育館では、かなりフリです。1面しかない体育館や、練習試合などから、子どもたちが自分自身で考えチームメイトと会話しながらゲームメイクできるチームが、いつのときも勝ち上がれるチームであることは、間違いなさそうです。

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