過去に対戦したチームの動画、再戦前に観ない方がいい。

過去に対戦したチームの動画、再戦前に観ない方がいい。
2020年5月19日
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同じ地区で何回も対戦をすることのある、実力が同じくらいのチームと、また対戦するとなった時に、あなたは過去に対戦したときの動画を見てデータを取りますか?
今回は、過去に対戦したチームと再戦するときに、データ取集のため試合を見直すことはやめた方がいい理由を説明します。

子どもは数ヶ月で、急激に成長するから

対戦チームの子を分析していくと、得意なプレーと苦手なプレーを分析できますが、それは過去のものになります。とくに、頭が柔らかく、急に成長する子が多いミニバスでは、データを取っても、それを簡単にくつがえすだけの力が、子どもにあるということです。
「この子は、右ドライブとミドルショットのみ、タフショットはない」など詳しく分析すればするほど、再戦日に違うプレーでやられてしまい、対応できなくなります。

オーダーが変わるとテンパるから

こちらの1クォーターは同じでも、対戦相手が1クォーターと2クォーターを入れかえてきたり、対策されてるされていない関係なしで、10人がシャッフルされている可能性があります。
事前打ち合わせでは、だれが何番につくなど決めていても、同じクォーターに出て来なかった場合、「こんなはずでは感」が出てしまいます。

自チームの選手を変える方が早いから

他チームを分析して対応するよりも、自チームの選手を分析して、できないことをできるようにする方が圧倒的に有利です。自チームでは、どんなオフェンスをして点を取りにいくのか、ディフェンスはどのようにして点をおさえるのか、どのチームにも通用する話し合いをする方が、今後のチームのためにもなります。
対戦相手の、弱い部分強い部分を探すより、自チームのそれを知れば、不確定要素の高い対戦相手のチームを分析するよりも、何倍も効率的でしょう。

さいごに

とは言っても、対戦相手のことは気になるものです。これは、あくまでも今までの自分の経験の話で、分析してシュート確率や利き腕、得意不得意を何回も見直してデータを出した結果、想定外のプレー(成長)やオーダーの変更、自チームの選手を混乱させてしまった経験をもとに、話しています。
とくに、強いチームほど得意なプレーを止められたらどうするか?は常に頭に入ってますし、臨機応変な動きをしてきます。相手を知る前に、自分のチームを研究して、再戦するまでに勝てるチームに育てることが指導者の役割だと感じます。

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