今回は、ミニバスの指導歴が長い人の、新しく指導者を始めた人に対して、やっていいこと(ほしいこと)三つと、やってはいけないこと四つを紹介します。
【やっていいこと、やってほしいこと】
①先に声をかける
当たり前ですが、新しくコーチをはじめた人は、右も左もわからない状態です。そして、とても緊張しています。どうしたらいいかわからない人は、指導者の待機場所にも来ないし、ステージが待機場所でも、端っこの方で立ってたりします。居場所がないのです。
ぜひ、あなたが声をかけてあげて会話をしましょう。「バスケやってたの?」「ポジションはどこ?」「なんでミニバスのコーチになったの?」と聞いてあげてください。子どもにバスケを教える人に悪い人はいません。
②ダメなものは、ダメと教える
ミニバスコーチの暗黙のルールのことです。たとえば、指導者の集合時間に遅刻しないとか、ベンチで暴言は吐かないとか、基本的なことです。試合中、指導者は、選手しか見ていなくても、ベンチにいるあなたのことをみんなは見ているということも伝えてあげてください。
③敬語で話す
年上でも年下でも、はじめは敬語で話しましょう。それが、新しいコーチへのリスペクトでもありますし、その対応をしてもらった新しいコーチが長い指導者になった時に、あなたと同じように、新人に親切な指導者になってくれます。
ミニバスを盛り上げるために、指導者は必要不可欠なソンザイです。指導者に上も下もないことを、最初に教えてあげましょう。あなたは、先輩ではなく、ただ少し指導者になるのが、その人より早かっただけです。
【やってはいけないこと】
①先輩ズラ
上にも書いたように、先にいるから先輩なのは間違いないですが、偉そうな態度はひかえましょう。結果を残せる人ほど、謙虚な人が多いことを僕は知っています。
②求めてないアドバイスをしない
頼まれてもいないのに、アドバイス的なものは不要です。聞かれた時にだけ答えるようにしましょう。
③ダメ出し
仲良くなってからしましょう。いくら、あなたが言っていることが100%正しくても、経験値に差がありすぎて、理解されません。
④無視
いや!無視はダメ!でも、してる人いっぱいいるんです。なので、あなたは、そうならないで。
さいごに
僕もはじめたてのころは、無視と無関心で一人でいることが多かったです。今考えれば、もっと自分からわからないことを聞きに行ったり、怖がらずに勇気を出していろんな人に声をかけるべきだったと感じています。
社交的な人もいれば、内向的な人もいるように、人間であればさまざまな性格の人がいて良いでしょう。チームの子どもでも、十人十色であるように、指導者もそうであると僕は思います。
ミニバスの指導者と会える試合が楽しみで仕方がないような環境も作り、ミニバスの指導者をやりたい人を増やして、みんなでバスケを盛り上げていきましょう。