緊急事態宣言明けの練習。指導者の感想と子どもの感想。

緊急事態宣言明けの練習。指導者の感想と子どもの感想。
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緊急事態宣言が明けて、練習が再開されましたが、小学生たちと体育館でバスケをするのは約1ヶ月ぶりです。その間に、練習できなかったり、全く会えなかった子もいましたが、子どもたちなりに変化を報告してくるので、どんな話があったか共有します。

【子どもからの報告】

①足が速くなった気がします

とある子どもが、「僕、足が速くなった気がします!」とうれしそうに報告に来ました。まだ、体育館が使えるようになって数回なので、僕自身もまったく気が付かなかったし、特に変化はないと思っていましたが、速くなったと思うことは悪いことではないと考えて「そうか。良かったね。長く休んでたからパワーがたまったのかな」と返事をしました。本人がそう言っているから、きっと速くなってると信じて疑わないことにします。

②バッシュが小さくて痛いです

緊急事態宣言中に、身体が成長したのかバッシュを履くと小さくて痛いと報告がありました。つま先の方を触ると、ギュウギュウでサイズはあっていませんでしたが、久しぶりに履いたから気がついたのか、1ヶ月の間に成長したのかは、彼にも僕にもわかりません。

【練習中】

①カンペを見て練習

久しぶりの練習のため、キャプテンはアップのメニューを間違えないように、カンペを準備していました。僕は、それを見ていることを気づかないふりをしていましたが、正直なところとても感心しましたし、キャプテンとしての成長が見られてうれしかったです。

②トイレ行っていいですか?が多い

緊急事態宣言が出る前までは、トイレは行きたい時に行っていいとしていたので、練習の待ち時間や、キリの良い時に各自行っていましたが、聞きに来る子がとても多かったです。久しぶりの練習だったからか、僕とコミニケーションが取りたかったのか、ただ単に行くタイミングを忘れてしまったかのどれかだと思いました。

【気づいたこと】

①上手くなっている子がいる

体育館が1ヶ月以上、使えなかったのに上手くなっている子がいました。話を聞いてみると、「家に帰ったら、体育館でもやっていて家でもできる練習メニューを、いつもの2倍やっていました」とか「自分で毎日やることを決めて、6月20日まで自主練をしてました」と話がありました。僕は、「あれやりなさい。これやりなさい」があまり好きではないので、あえて宣言中は選手に課題を与えていませんでしたが、みずから進んで練習に取り組んでいた子たちは、大きく成長していました。自分でやると決めた時に、子どもは大きく成長するということを、身をもって証明してくれました。

②体力の低下

当たり前ですが、どれだけ外で自主練をしていた子でも、体力は大幅に下がっていました。これからの時期の熱中症と、ケガには十分注意したいですし、水分補給も例年に比べてこまめに行わないといけないと思いました。

さいごに

今回で3回目の緊急事態宣言でしたが、バスケができない中でも、子どもたちは前向きに活動していたことを知ることができたり、久しぶりに会うことができて、やっぱり教え子はかわいいと痛感しました。

1ヶ月間練習できなかったり、話せなかったり取り返せない時間もあるけど、子どもたちと一緒に、これからも頑張っていこうと思いました。

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