ミニバスのルールと一般(中学生以上)のルールの違い PART.1

ミニバスのルールと一般(中学生以上)のルールの違い PART.1
2020年2月4日
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 今回は、ミニバス特有のルールをご紹介していきます。今年度より、ミニバスは30秒オーバータイムから24秒オーバータイムへルールが変更されて、オフェンスリバウンドも14秒からスタートになりました。
タイムアウトも、今までは、前半の1.2クォーターのどちらかで1回、後半も3.4クォーターのどちらかに1回の計2回しか取れませんでしたが、今年度から各クォーター1回ずつの計4回取ることができるようになりました。
ミニバスは毎年ルールが変わるといっても過言ではありません。なぜミニバスだけ、これほどまでにルールが特別なのか、僕の考察や今後どうなっていくかもふまえてお話していきます。

《初級編》

1.ボールの大きさ

ミニバスは5号球です。また、中学生以上の男子から7号球、女子は中学生以上から6号球です。ミニバスでは、低学年の選手もふえていますし、5号球から6号球への変更はないと考えて良いでしょう。

2.リングの高さ

ミニバスは、260cmです。中学生以上から男女ともに305cmです。昨年のJBAが主催するルール変更伝達会の時に、ミニバスも305cmにするという案が出ていましたが、見送られています。
そもそもミニバスで305cmになると、低学年はシュートがとどかなくなりますし、学校の体育館やグラウンドに設置されているリングごと取りかえなくてはならないので、かなりのお金がかかるでしょう。僕は、今後も反対です。

3.3ポイントシュートがない

ないんです。なので、どれだけ遠くからシュートを決めても2点です。残り1回のオフェンスで3点差あるときは、追いつくことはかなりムズカシイです。この3ポイントのルールは、今後変更されることは十分あると僕は考えています。理由は、ミニバスのルールがジョジョに一般のルールに近づいているからです。
そして、残り数秒で3点差ついたら、追いつけないことを、レベルの高いチームの子どもは知ってしまっているからです。ゲームをおもしろくするために、そして何よりも、子どもにも最後まであきらめずにプレーしてもらうために、3ポイントのルールを入れて欲しいと考えています。

《バイオレーション編》

3秒オーバータイム

ミニバスでは、よくルールのわかっていない選手も試合に出場することがよくあります。もしかすると、この試合がデビューだって子もたくさんいます。
そういった子にも、バスケを楽しんでもらうために、「3秒オーバータイムを知らないこと」と「制限区域(リング下の長方形の中)にいても影響がない」と審判が判断した場合は、3秒オーバータイムは取り上げなくていいというニュアンスが、ミニバス競技規則の43ページに書かれています。
そうなると、「審判次第じゃん」って声も聞こえてきますが、まさにその通りです。ここは、審判がこのルールを知ってるか知らないかで、笛がなったり、ならなかったりします。審判は、ルールを知らない入りたての子が制限区域にいて、何も影響がない時は3秒オーバータイムを取らないようにしてくださいね。

8秒オーバータイム

バックコートで、8秒間がすぎると一般のルールでは、バイオレーション(違反)になりますが、ミニバスにはありません。

◆バックパス

フロントコートにボールがあるのに、そのボールがドリブルやパスでバックコートに入ることをバックパスといいますが、ミニバスにはありません。

4クォーターの残り2分から試合時間が止まらない

一般では、4クォーターの残り2分からシュートが入ったあと、試合の時間が止まります。ミニバスはシュートが入っても時間を止めません。
 ルールについてお伝えしましたが、ミニバスで初めてバスケをはじめるって子がたくさんいる中で、ルールをおぼえるということはものすごく大事なことだと、僕は考えています。
応援に来た保護者の方も子どもたちも、もっとミニバスが楽しめるようになるとうれしいです。
次回は、ミニバスのルールと一般のルールの違いPART.2です。
お楽しみに!

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