運動会で、わかる。今の保護者のレベルや家庭事情、問題点。

運動会で、わかる。今の保護者のレベルや家庭事情、問題点。
2020年4月15日
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いつも通りの日常であれば、そろそろ運動会の季節になりましたね。僕も、コーチになりたてのころは、ミニバスの子どもたちを応援しに運動会に行っていましたが、今回は現代の運動会をみて衝撃を受けたことが4つあるので、紹介したいと思います。

①朝から門の前に列を作る保護者がいる

早朝から、学校の門の前に保護者が列を作りはじめます。イメージとしては、新作の商品が発売される時にできるような列です。
これは、自分の子どもの運動会を一番良い場所で見るために行われるもので、学校側も周辺住民も大迷惑でしょう。
学校側も、「8時に門を開けるので、列を作らないでください」と事前にアナウンスできないものですかね?してはいるけど、守らない親たちが並んでいるかは不明ですが、昔の時代では、考えられません。

②グラウンドに、テントをはる

グラウンドが、キャンプ場と化します。運動会は、5月や10月に行われることが多いですが、ちょうど陽射しも強く、陽にあたると暑いのと皮膚が焼けるのを防ぐために、テントをはる人があらわれます。
これは、ごく一部の保護者の話ですが、仮に運動会に参加する子どもの保護者全員が、テントをはることになれば、運動会ではなくキャンプ大会になりそうです。先生も、近くの保護者も注意することもないので、さぞかし快適な空間で運動会を楽しんでいるのでしょう。

③当日の昼ごはんは、学校給食

これは、現代問題でもあるのですが、保護者が運動会に来れない子どものことを考えて、昼ごはんは、お弁当ではなく、いつも通り給食となったようです。※地域により異なる。
いろんな家庭の事情があるので、来てない保護者に対して非難はしませんが、運動会の日に外で食べるお弁当が、うまかったのは今でもおぼえています。

④赤組、白組があっても勝ち負けがない

これは、すでに廃止している都道府県もあるみたいですが、5人でカケッコをしても順位をつけないということも、運動会の現場では行われていました。
いろんな競技をした結果、赤組と白組(クラスの多い学校では、いろんな色がある)のどちらが勝ったかを、最後に発表して「バンザイ」みたいな流れでしたが、何を考慮してか勝ち負けがない時期もあったようです。
なくなった原因としては、負けた組の保護者が「わが子は、がんばって1位をとったのに、他の子が足を引っ張り、負けてしまい悲しんでいる」などのクレームが、ごく一部の保護者から、学校側に入るからだろうと推測します。すごい時代ですね。

さいごに

昔の運動会といえば、チームで力を合わせて勝ちに行く。カケッコや大玉転がし、玉入れなどをして、どちらが勝ったかで点数にしていましたが、この文化はほとんどの地域でなくなったようです。
親のマナー違反というか、モラルも低下しており、「自分さえ良ければ」精神も一部の保護者にあり、非常に残念です。他人の目を気にする必要はないかもしれませんが、学校が辞めてほしい行動は、ひかえるべきでしょう。
こう考えると、ミニバスにも一部のモラルのない保護者が主導権をにぎったり、中心人物になると、大変な時代にもなりました。指導者は、そんな保護者と協力して指導をしなければならないので、「人をまとめる力」が以前よりも必要になったと感じています。
保護者のみなさんも、「自分さえ、わが子さえ良ければ」精神がある方や、自分も当てはまるかもと思った方は、ぜひ今後の行動に注意してください。

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